野村證券にちょっと意地悪

もう15年ほど前になりますが、若気の至りで内容もよくわかないまま、野村證券で投資信託を買い漁ったことがありました。

初めて証券会社に口座を持った頃で、何でもいいからとにかく投資してみたい、という感じだったと思います。

20銘柄の投資信託

といっても20銘柄ほどの投資信託を各1万円ずつの購入でしたので、金額的には大したものではありません。

まだ投資信託に関する様々なコストや分散投資などに関する知識もほとんど無く、ホームページに表示される目先の運用実績などを見ただけで、直感的に銘柄を選びました。

結果は、その後の金融危機や日本経済の低迷を受けて惨憺たるもので、総評価額は酷い時には半額以下に低下していたと思います。

金額的にさほど大きくありませんし、その後ネット証券会社が出てきて野村證券の口座は全く使わなくなりましたので、これらの投資信託は記憶を封印されたような状態で放置していました。

マネーフォワードで再び陽の目を

ところが先日マネーフォワードに登録してみたで書きましたマネーフォワードにこの野村證券の口座も登録した結果、これらの投資信託についても自動的に情報が取り込まれましたので、久しぶりに最新の状況を確認することができました。

マネーフォワードの資産の一覧表は比較的シンプルなので、ホームページ上の表をコピペすることで簡単にExcelに情報を取り込むことが出来ます。

そこでこれらの投資信託の状況を集計してみたところ、現状でも総評価額は-15%程度で相変らずマイナスでした。それでも、一時に比べれば想像以上に回復していたという印象です。

ノムラ日本株戦略ファンドの低迷

ここで買った投資信託の中に、ノムラ日本株戦略ファンドがありました。野村證券が鳴り物入りで設定したファンドで、当時はテレビなどでも盛んに宣伝していたと思います。

しかし運用結果は振るわず、酷い時には60%以上も評価額が低下しました。現在においても評価額は-30%を下回っており、このとき買った投資信託の中でもワースト5に入っています。

以下のブログ記事などにもまとめられていますが、いろいろ問題があったファンドだったようです。

ノムラ日本株戦略ファンド~投信の悲劇的な歴史 | ホンネの資産運用セミナー

まあ、よくわからずに買った方にも責任がありますので一方的に証券会社を責めるわけにもいきませんが、こいういうファンドを社名を冠して売りまくっていた野村證券には、やはりあまりいい印象を持てません。

ちょっとした意地悪

野村證券はこれら20銘柄の投資信託について、毎年1,2回、律儀に運用報告書を郵送してきます。たった1万円の購入金額では、正直言ってコスト的に赤字だと思います。

それでも、少なくとも総評価額がプラスに転じるか、何か他の株式の売却などで利益が出て評価損を有効に活用できる場面がくるまでは、解約してあげないつもりです。

これくらいの意地悪は許されますよね、フフフ。。。

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『野村證券にちょっと意地悪』へのコメント

  1. 名前:retire2k 投稿日:2014/03/30(日) 22:10:32 ID:d66af59a4 返信

    ノムラ日本株戦略ファンドテラナツカシスw
    ええ、私もこれで損しました

    売り文句なんでしたっけ
    野村の運用のエース集めました・・・みたいなの
    このおかげで日本の運用会社は信用しなくなって
    外国の運用会社中心になりましたね

    • 名前:観楓 投稿日:2014/03/30(日) 23:31:12 ID:91910f6d8 返信

      retire2kさん、コメントありがとうございます。

      ああ、やはりやられましたか。素人はテレビでガンガン宣伝している証券会社の顔のようなファンドが、その後あんなことになるとは思いませんよね。

      まあ、自分で理解できないものは買ってはいけない、というよい勉強にはなりました。