以下の記事を読みました。
東京電力、料金に応じて「Ponta」ポイントが貯まるサービス–2016年1月から – CNET Japan
東京電力がリクルートホールディングスおよび共通ポイントサービスPontaを運営するロイヤリティマーケティングと提携したサービスを開始するそうです。
始まった当初はいまいちパッとしない印象だったPontaですが、リクルートとの提携以降は色々な方面で頑張っていますね。
電気を使うとPontaが貯まる
ポイントサービスの提供に向けて、ロイヤリティマーケティングが運営する共通ポイントサービス「Ponta」と連携し、電気の契約など、各種サービスの利用料金などに応じて、ポイントが貯まるサービスを2016年1月以降に提供するとしている。
ということで、電気利用の料金などに応じてPontaが貯まるようになるようです。
これは東京電力の話ですが、是非四国電力にも真似してもらいたいところです。
ただ今までの各種サービスのクレジットカード払いの普及状況などを見ていると、四国までサービスが広まるとしてもそれは全国の電力会社の中で最後発レベルになりそうな気もしますが。
何のためのポイントサービス?
そてにしてもこのPontaポイントサービス、東京電力は何を思って始めるのでしょうか。
通常この手のポイントサービスは、競合する企業がある状況で顧客を自社に囲い込むために行われることが多いです。
そう思って調べていると、「電力小売り自由化」というキーワードが浮かび上がってきました。以下の記事がわかりやすかったです。
電力小売り自由化、何がどう変わる? 電気料金は安くなる? | マイナビニュース
今まであまり意識していませんでしたが、一般家庭まで含めた電力小売り完全自由化が2016年4月から始まることがポイントのようですね。
これが始まると、個人でも既存大手電力会社以外から電気を買うことができるようになります。原発事故の件で特に利用者からの風当たりの強い東京電力は、早めに手を打ってきたのでしょう。
ガスの場合は配管などの問題で、集合住宅で他のガス会社に乗り換えることは容易ではありませんが、電気の場合は送電を既存電力会社に委託するということなので、乗り換えは比較的容易そうです。
最近流行りのMVNOによる格安SIMの状況などを見てもわかりますように、大手独占が崩れて新規参入者が出てくれば、適切な価格競争が始まって値下がりが期待できます。
四国において個人が使える電力小売業者がすぐに出てくるのかどうかはよくわかりませんが、今後の動向に注目し、使える業者が出てきたときには是非利用を検討したいと思います。
ポンタはTポイントに比べると後発のイメージがありましたけど、リクルートの上場以降はかなり攻めてますね。電力を抑えたのは大きいと思います。