ここ最近は株価が急激に上昇していましたが、さすがに先週あたりからはひと段落した感じですね。
こういう調子の良い時にこそ資産全体の状況を見直しておくべきということで、総資産中のリスク資産と無リスク資産の比率についてチェックしてみました。
2年ほどで無リスク資産の比率が急激に低下
以下がマネーフォワードの資産推移のExcel記録から算出しました、無リスク資産比率(無リスク資産÷総資産)のグラフです。
ここで言う無リスク資産とは、マネーフォワードの資産分類の預金・現金・暗号資産と債券(私の場合は個人向け国債のみ)の合計金額です。
これによりますと、以前は40%前後で推移していました無リスク資産の比率が、ここ2年ほどで30%近くまで急落していることがわかります。
無リスク資産比率低下の要因としては、生活費などによる無リスク資産の取り崩しもあります。しかしそれは2年より前でも同様でその頃にはあまり変化が無かったことから考えますと、やはり最近の変化はリスク資産の価値が急激に伸びたことが主要因と思われます。
まあ無リスク資産比率30%というのは積極的に資産運用している人から見ればまだ高すぎるくらいの感覚かもしれませんが、そろそろ取り崩しも視野に入り始めました私などの年代としては少し低すぎる印象です。
分類上マネーフォワードの現金部分には暗号資産も含まれてしまっていますので、純粋な無リスク資産の比率はもう少し低めですしね。
資産取り崩しの予行演習で無リスク資産比率の引き上げを図る
ここ2年ほどは手持ちの投資信託中の国内債券ファンドを毎月売却していましたので、それが無リスク資産比率低下を緩める効果があったはずにもかかわらずこの結果です。
そして来月には国内債券ファンドを完全に売り切ってしまう見込みです。当初の予定ではそこで定期売却は一旦終了する予定でしたが、それですとが無リスク資産比率の低下がさらに加速する恐れがあります。
まあここから先はトランプ関税の真の効果が良くも悪くも出始める頃でしょうし、ウクライナ戦争も転機を迎えそうな気配がありますので、何が起こるかわかりません。ここらで一発株式暴落が来れば一気に無リスク資産比率は上がりますが、それを当てにしてただ待っているのも芸がありません。
そこで国内債券ファンドを売り切った後は、資産取り崩しの予行演習をかねて投資信託売却を続けていこうかと考え始めました。国内債券ファンド売却の経験から考えますと、それと同程度の売却であれば資産全体への影響は軽微と思われます。
この売却は今現在やっていますNISAつみたて投資枠への投入資金回収のためのリバランスを兼ねた売却と併せて行う予定です。
また取り崩し初期には効率が良いと言われます定率取り崩しの効果を実感するため、毎月の売却額は定額ではなく、投資信託全体の資産残高から定率で算出した金額でやってみようかと思います。
まあ65歳を迎えて公的年金控除の金額が上がります2028年からはiDeCoの受給を開始しようと思っていますので、こんなことをしなくてもそこからはそれなりの勢いで無リスク資産の比率が上昇していくはずです。
しかしここらで一度定率取り崩しの予行演習をやっておくのも、それなりに意味があるのではないかと考えています。