4月に購入以来、順調にメインマシンとして活躍している新MacBookですが、使っていると時々ちょっと動作が重いなと感じる瞬間があります。
小型・省電力が売りの比較的非力なマシンですので、ある程度はやむを得ないかと思っていましたが、使っているうちにその重さには原因があることがわかってきました。
MacBookが重いと思ったら
それは、直接使っているアプリとは別に、バックグラウンドで動いているプロセスがマシンに負荷をかけている場合があるということです。
MacBookが重いと思ったら、とりあえずアクティビティモニタを立ち上げてCPUのタブを開き、プロセスをCPU使用率(「%CPU」)の降順でソートしてみてください。
ここで高いCPU使用率(10〜20%以上)で上位に留まり続けるプロセスがいる場合には、そのプロセスがマシンの性能に悪影響を与えている可能性があります。
性能に悪影響を与えるプロセス
以下、今までに自分が経験した、MacBookの性能に悪影響を与えるプロセス名をいくつか挙げてみます。
WindowServer
これはMacOSの画面描画をつかさどるプロセスです。
MacBookの標準OS YosemiteではUIがかなりリッチになっていますので、初期状態では何もアプリが動作していなくてもこのプロセスがかなりのCPUを消費している場合があります。
この点については以前に新MacBookのCPU負荷を軽減して性能改善(全ユーザーにお勧め) で書きました。
WindowServerのCPU使用率が常時高い場合は、上記の記事を参考にOSの設定を変更してみてください。
mds, mdworker
これらはSpotlight検索のインデックスを作成するプロセスです。
これらのプロセスがCPUを使用している場合は、バックグラウンドでSpotlightのインデックス作成・更新作業が行われています。
インデックス作成・更新処理はしばらく時間が経つと終了しますので、これらのプロセスの動作が終了してから性能が改善したか確認してみてください。
backupd
これはMacOSのバックアップ機能 Time Machineのプロセスです。
このプロセスがCPUを使用している場合は、バックグラウンドでTime Machineが動作していますので、その処理が終わるのを待つか、急ぎの場合はTime Machineのメニューでバックアップ処理を中断させることもできます。
アンチウィルスソフトのプロセス
これはプロセス名が一定ではありませんが、アンチウィルスソフトのプロセスがバックグラウンドでウィルススキャンなどを行っている場合があります。
今自分が使っているIntegoのVirusBarrierというアプリの場合は、virusbarrierbやvirusbarriersというプロセス名になっています。
これらがバックグラウンドで動いていて性能に問題が出る場合には、アンチウィルスソフトの設定でウィルススキャンの実行時間を使用していない時間に変更するなどの対策を行ってください。
以上のように、マシンが重いのにはそれなりの理由がある場合も多いです。
MacBookが非力だからと諦めたりイライラしたりせず、原因を突き止めて対処することを考えてみてください。