国民年金には、保険料の支払い方法に以下のようなバリエーションがあります。
- 支払い方法:現金、口座振替、クレジットカード
- 支払い期間:毎月、6ヶ月前納、1年前納
前納すれば安くなるのは確かですが、これらの組み合わによって割引率が変わるので、結局どれを選ぶのがお得なのかは容易には判断できません。そこで、1年分を納付する場合の具体的な金額を計算してみました。
なおクレジットカード払いについては、割引率は現金と同じですがカードのポイントが付きますので、総支払額が1% 安くなると見なして計算しています。
以下、1年の総支払額が高い順に列挙していきます。
- 現金・口座振替で毎月納付 (割引無し)
15,040円 x 12ヶ月 = 180,480円 - 口座振替 早割(通常より1ヶ月早く納付)で毎月納付 (1回あたり50円割引)
180,480円 – 50円 x 12ヶ月 = 179,880円 - 現金で6ヶ月前納 (1回あたり 730円割引)
180,480円 – 730円 x 2 = 179,020円 - クレジットカードで毎月納付 (割引無し、カードポイント有り)
180,480円 x 0.99 = 1786,752円 - 口座振替で6ヶ月前納 (1回あたり1,030円割引)
180,480円 – 1,030円 x 2 = 178,420円 - 現金で1年前納 (1回あたり 3,200円割引)
180,480円 – 3,200円 = 177,280円 - クレジットカードで6ヶ月前納 (1回あたり 730円割引、カードポイント有り)
(180,480円 – 730円 x 2) x 0.99 = 177,230円 - 口座振替で1年前納 (1回あたり 3,780円割引)
180,480円 – 3,780円 = 176,700円 - クレジットカードで1年前納 (1回あたり 3,200円割引、カードポイント有り)
(180,480円 – 3,200円) x .99 = 175,507円
というわけで、一番お得なのはクレジットカードの1年前納ということになりました。なお、カードポイントの還元率が1%ではなく0.5%だとしても、まだギリギリ カード払いのほうが安くなります。
カードで支払うことによってカード会社の信頼が上がり、利用枠の拡大などもしやすくなると思いますので、利用枠に余裕のある人にはお薦めです。
自分の場合、先月国民年金への切り替え手続きをしてきましたが、前納は考えたもののクレジットカードまでは気が回らず、口座振替の6ヶ月前納で手続きしてきました。
来年まだ国民年金を払っていたら、カードの1年前納に切り替えようと思っています(もし途中で再就職して厚生年金に切り替わっても、ちゃんと脱退後の分は還付されるそうです)。
なお、前納については以下のように対象期間・申込みの締切日などに制約がありますので、ご注意ください。
- 1年前納
対象期間 :4月~翌年3月分
申込み締切り:2月末
支払い時期 :4月末 - 6か月分前納
対象期間 :4月~9月分、10月~翌年3月分
申込み締切り:2月末、8月末
支払い時期 :4月末、10月末
追記)2014/01/24
その後、2014年から新しく2年前納も始まりました。詳しくは2年前納も含めた国民年金の支払い方法比較をご参照ください。