プラグインの更新でWordPressの画面が真っ白になってしまった場合の対処方法

今朝、WordPressの管理画面を見ていたら1つのプラグインの更新通知が来ていました。何気なく更新を行ったところ、その直後からWordPressの管理画面もブログ画面も全て真っ白になり、何も表示されなくなってしまいました。

焦ってGoogleを検索したところ、プラグインに問題があったり更新の処理でエラーが発生したりすると、このような現象になる場合があるとのこと。

基本的には問題を引き起こしているプラグインを無効化すればこの問題は解決するようですが、何しろ管理画面も真っ白なので通常の手段は使えません。こういう場合の対処法について調べてみました。

手動でプラグインを無効化する方法

データベースを直接書き換える

プラグインの管理情報はWordPressのデータベースに入っていますので、これを直接書き換えることでプラグインを無効化できます。

具体的にはphpMyAdminなどのDB管理ツールでWordPress用のデータベースに接続し、「wp_options」という名前のテーブルを開きます。

そして、その中のoption_nameフィールドが’active_plugins’という値のレコードを探します。SQLで書くと以下のような感じです。

SELECT * FROM `wp_options` WHERE `option_name` = ‘active_plugins’;

 

該当レコードのoption_valueフィールド内に有効なプラグインの情報が入っていますので、これを書き換えます。具体的な修正箇所は以下の2つです(念のため、修正前の文字列を記録しておいて下さい)。

  • 先頭の「a:数字」の部分の数字を1減らす
  • その後ろの{}内の「i:数字;s:数字:”無効化するプラグイン名”;」の部分を削除する

ただし、うちのWordPressはマルチサイト化していて、その場合はサイトの数に応じてwp_2_options,wp_3_optionsなどのテーブルが作られるようです。これら全てのテーブルの中を見ましたが、今回無効化したいプラグインの情報が見つかりませんでした。

どうもマルチサイトのサイトネットワーク管理者でサイト共通にインストールしたプラグインについては、上記とは別に管理されているようです。ただ、それがどこに入っているのか、今回は見つけることができませんでした。

プラグインのフォルダをリネームする

DBの書き換えがうまくいきませんでしたので、もう一つの強行手段を使いました。それは、ftpなどでWordPressのフォルダにアクセスし、プラグインのフォルダをリネームするというものです。

具体的には、 /wp-content/plugins/フォルダ内に各プラグインのフォルダありますので、その中から無効化したいプラグインの名前のフォルダを見つけてリネームします(後で元に戻せるように後ろに”_XXX”などの文字を付けるのがいいでしょう)。

リネームしたのが実際に問題を引き起こしているプラグインであれば、これだけでWordPressが動き出します。管理画面で見ると、フォルダをリネームしたプラグインが無効になっていることがわかります。

ちなみに、一旦プラグインが無効になった後はフォルダ名を元に戻しても問題ありません。後でアンインストールする場合などに備えて名前は元に戻しておいたほうがいいでしょう。

もしもの場合に備えて

今回の対処で最初にWordPressのデータベースにアクセスする時、DBのパスワードがわからなくて焦り、リセットしてしまいました。この結果、WordPress自身もデータベースにアクセスできなくなるという2重障害を引き起こしてしまいました。

幸いWordPressがDBにアクセスするパスワードはwp-config.phpファイルに記述されていることがわかって復旧できましたが、余計に時間がかかりました。

今回のようなトラブルは、ある日突然やってきます。もしもの障害発生に備えて、WordPressのデータベースとフォルダへのアクセス方法はあらかじめ確認しておいたほうがいい、というのが今回の教訓です。

データベースへのアクセス方法(phpMyAdminなどを使用)やフォルダへのアクセス方法(ftpなどを使用)は、レンタルサーバーであればサーバー業者が提供するマニュアルなどに記載されているはずです。

もしもの時にアクセス方法がわからなくてサイトが長時間ダウンしてしまうといったことがないよう、あらかじめ操作方法を試して整理しておくことをお勧めします。

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