月日の経つのは早いもので、また9月がやってきました。去年の今日、9月1日は自分が退職して無職生活が始まった日です。
もっとも去年の8月31日は土曜日で会社は休みでしたので、実質的には1日前から出社の無い生活が始まっていたのですが。
何もわかっていなかった1年前
1年前を振り返ってみると、月末退職時は末日より前に辞めてはいけないで書きましたように休業日である8月31日を退職日にすることで会社と揉めていましたので、退職1週間前になっても辞表が正式に受理されていませんでした。
おかげで、その頃になってから労働基準監督署に相談に行くなど、落ち着かない日々が続いていました。
退職後の準備の方は何とか住む場所の都合だけは付けましたが、以下の様な点がまだよく分かっておらず、非常に不安な船出だったことを覚えています。
- 形式上 自己都合で退職したが、その後会社都合扱いに変更できるか
(その成否で雇用保険の給付期間が大きく異るので) - 転職先が見つかるかどうか
- 今後の健康保険や年金がどのくらいの負担になるのか
この1年を振り返って良かったこと
その後の1年間の生活を振り返ってみると、以下のような点では良かったと思っています。
最大限の雇用保険給付が受けられた
上記のように退職時点では退職理由が会社都合になるかどうかも確証がありませんでした。まして、個別延長給付のことなど全く頭にありませんでした。
しかし結果的には会社都合扱いとなり、更に30日の個別延長給付も受けられて、論理上最長の約1年(360日)の給付を受けることが出来ました。
とりあえず一番不安な退職直後の1年を、少なくとも資金的な面では心配ぜずに過ごせたという点では感謝しています。
ずっと家にいても苦にならない性格であることがわかった
長年勤めていた仕事が急に無くなると、精神や身体のバランスを崩す人もいると聞きます。しかし、自分の場合はこの1年間の生活を通して、そういう心配はあまりいらない性格であることがわかりました。
これは今後の生活を続ける上でポイントになります。
1年暮らすための生活コストがわかった
1年間の無職生活で家計簿を付け続けることによって、自分が会社に頼らずに生きていくためのコストの具体的な目安を知ることができました。
これを元に今後の資産の推移状況の予測を立てることができます。
逆に悪かったこと
転職先が見つからなかった
まだ個別延長給付期間中なので最後の悪あがきはしていますが、おそらく転職先はもう見つからないと思っています。
退職時点である程度覚悟していたことではありますが、実際に面接にさえもほとんど呼んでもらえない状況を見ると、なかなか厳しいものがありました(自分が応募先に妥協しなかったせいもあるのでしょうが)。
学習が進んでいない
自分の付加価値を高めるためにやろうと思っていた勉強などもあまり進んでいません。たとえば以前から興味があった統計分析やビッグデータ処理など。
これについてはまだ完全に興味を失ったわけではありませんし、無料で使えるソフトウェアなども豊富になってきていますので、今後も機会を見つけて挑戦してみたいと思っています。
やってみたいことに手がついていない
その他、旅行やコミュニティ・セミナーへの参加など、時間に余裕ができたらやってみたいと思っていたこともあるのですが、結局ほとんど手がついていません。
一度今の生活に落ち着いてしまうと、未経験なことに踏み出すハードルが高くなっていることを感じます。
無職生活2周目の始まり
無職生活2年目を迎えるにあたり、今まではかなり職探しのことを意識していましたが、ここからは本格的なリタイア生活(一応ブログや投資などで少しは稼いでいますので、セミリタイヤ生活とも言えるか)を目指すことになります。
コストは極力抑えつつも、興味があること、やってみたいことにはとりあえず気軽に手を付けてみる(それが多少なりともお金儲けにつながれば一番いいのですが)。
でもあまり無理をして精神・身体のバランスを崩さないよう、キツイと感じたら何も考えずに休むのもあり。そういう感じで飄々と暮らしていくことができれば理想的です。
おはようございます。
1周年おめでとうございますとは言いにくい状況ですが・・・
セミリタイアの生活もいいと思いますよ。会社員では経験できないことをたくさん出来る「時間」があるのが「最大のメリット」と思います。