先週末にHPの格安ノートPC 15s-eq3026到着で書きましたニューノートPC HP 15s-eq3026ですが、初期設定や必要なアプリのインストールが一通り終わり、使える状態になりました。
昨日は最後の仕上げとして、Windowsにいくつかのメンテナンスのための設定を仕込んでしました。
シャドウコピーの定期的な採取
シャドウコピーはディスク内の任意のファイルを特定時点まで巻き戻すことができるようにする機能です。
Windowsでは通常デフォルトでOnになっていて、エクスプローラーのディスクドライブのプロパティから「以前のバージョン」タブを選択すると採取状況を確認することができます。
デフォルトではバックアッププログラム実行時や大き目のアップデート適用時などにしか採取されませんので、巻き戻し先の選択の自由度は高くありません。
しかしこれを定期的に採取、例えば1時間毎に採取するようにしておけば、最長でも1時間前のファイルにいつでも巻き戻すことができますので、障害や誤操作などによるファイル破損の復旧がやりやすくなります。
うちでは以下のページを参考にさせていただき、Cドライブで1時間毎にシャドウコピーを採取するようにしました。
Windows10でVSS(volume shadow copy)を任意のタイミングで取得する方法
こちらのページはWindows10に関する解説ですが、Windows11でも同様に設定でいけそうでした。
やっていることはシャドウコピーの採取領域を拡張し、シャドウコピーを採取するコマンドが定期的に実行されるようタスクマネージャーにタスクを追加するといった内容です。
バックアップの採取
シャドウコピーでファイル単位の復旧はできますが、シャドウコピーはあくまでも同じディスク内の領域に記録を取りますので、ディスク自体が吹っ飛んだ場合やWindowsに異常が発生して正常に起動できなくなった場合などには無力です。
そこでやはりディスク自体のバックアップを定期的に採取しておく必要があります。
ディスクのバックアップについては有料・無料の様々なツールが提供されていますが、うちでは面倒なのでいまだにWindows標準のバックアップ機能を利用しています。
Windows標準のバックアップ機能はWindows10では設定画面の「更新とセキュリティ」の中にありましたが、Windows11ではWindows Updateが単体に独立して該当箇所が無くなってしまっていました。
Microsoftはバックアップ機能の提供にあまり熱心でないようでWindows10以前から標準のバックアップ機能の利用は推奨していなかったようですので、これはいよいよ提供を止めてしまったのかと少し焦りました。
しかし調べてみますと、Windows11ではコントロールパネルの「システムとセキュリティ」の中に存在することがわかりました。
「バックアップと復元(Windows 7)」というやつがそれです(ずっとこの名前なことからしてやる気の無さが伺えますね)。
一応念のため、利用開始後しばらくは外部ディスクに1日1回Cドライブ全体のバックアップを採取するよう設定しました。
ドライブ全体のバックアップは初回は時間がかかりますが、2回目以降は差分だけ記録しますのでそれほど時間はかかりません。
以上の設定でニューPCを安心して利用できるようになりました。いよいよ本格的な利用の開始です。
以前に使っていましたMacBookもInspiron15も一番にバッテリーが逝ってしまい、久しぶりのバッテリー駆動で利用できるノートPCですので、しばらく実家に借家にと持ち運んで活用してみたいと思います。