資産取り崩しはどの資産から行うべきか?

今月も月初にSBI証券でのクレカ積立の資金回収のため、保有ファンドのリバランスを兼ねた売却を行いました。

またこれに併せてマネックス証券に残っていました国内債券ファンドの売却も行った結果、とうとう私の資産の中から国内債券ファンドが完全に消滅しました。

取り崩しはどの資産から行うべきか?

この後はここ2年ほどで無リスク資産の比率が急降下していたで書きましたように、資産取り崩しの予行演習もかねて定率でのファンド売却を続けていく予定です。

私の場合、所有ファンドは国内株式・国内REIT・海外株式・海外REIT・海外債券の5クラスに分散しています。また格納口座もNISA口座(新旧)と特定口座に分散しています。

ファンド売却を続けていくためには、どこのどの資産から売却するかという方針を立てておく必要があります。

NISA口座と特定口座については、NISA口座の利益非課税のメリットを最大限に享受するため、特定口座から優先で売却していくというのはほぼ確定です。

あとはどのクラスから売却するかですが、ここで一つ気になるYouTube動画を見ました。そこでは取り崩しは税金の支払いを最大限に繰り延べるため、含み益が小さいものから優先で売却していく、という主張をされていました。

支払う税金を最小限にするという税の最適化の観点からすれば、この主張には説得力があるように思われます。

優先すべきは税の最適化か、ポートフォリオのバランスか

しかしこの主張に従いますと、含み益が小さい、すなわちポートフォリオ内で相対的に値上がり幅が少ないものが優先的に減っていくことになり、ポートフォリオのバランスがどんどん狂っていくような気もします。

それはそれで、長期的に安定した取り崩しを行うにはリスクとなりそうです。

そのあたりのことについてAIのGemini先生と議論をした結果、最終的には以下のような結論に落ち着きました。

含み益が小さい資産から売却するという戦略は、税金最適化の観点では有効ですが、それによって生じるポートフォリオのリスク偏重を意識し、リバランスなどを通じて適切に管理することが不可欠です。

やはりどちらかを取るというよりは、バランスを取ることが重要なようです。

バランスを取るということは、リスクの高い資産が大幅に下落したタイミングでは、リスク低めの資産を優先的に売却することになりますので、それはそれで税の最適化とは別の資産延命効果がありそうですしね。

というわけで私の場合は、今までと同様 クレカ積立の資金回収と定率取り崩し試行のための売却を兼ねたリバランス売買を、毎月月初に続けていくということにしておきたいと思います。

スポンサーリンク

フォローする

おすすめトピック(一部広告あり)

おすすめトピック(一部広告あり)