先日から購入したとお伝えしているKindle Paperwhiteですが、これのおかげてその後の読書量が急増しています。
軽くて使いやすいという基本機能の良さはもちろんですが、より読書への意欲を高める仕組みが含まれているいることが使っているうちにわかってきました。
それはハイライトやメモなどの機能によって、大きな負担を感じることなくより能動的な読書が自然に進められるよう、環境が整えられていることです。段階に分けて説明すると、例えば以下のようになります。
- Step1:他人が付けたハイライトを参照する
Kindleでは、以下のように他人が付けたハイライトを書籍上に表示することができます。
これを見ているだけでも、普通にただ本を読むよりも多くの気付きを得たり、深く内容が考えられるようになります。 - Step2:自分でハイライトを付ける
当然、自分でもハイライトを付けることができます。
この例のように、人がつけたハイライトと同じ箇所に重ねることもできますし、自分オリジナルの箇所をマークすることもできます。
自分ならばどこに線を引くか?と考えながら読むことで、常に本の要点を意識しながら読むようになります。 - Step3:メモを書く
ハイライトに加えて、そこに自分のメモ書きを添えることもできます。
これにより、単に本から情報を受け取るだけでなく、自分の感じたことや考えをアウトプットできるようになります。 - Step4:ハイライトやメモを活用する
自分がハイライトやメモした内容は、書籍の「移動」メニューにあるメモ爛でまとめて参照できます。これにより、容易にマークした箇所を読み返したり、読んだ内容を復習したりすることができます。
また、Kindle上で付けた全ての書籍のハイライトやメモの内容が、1冊の「マイクリップ」という書籍に自動的にまとめられます。
この「マイクリップ」を参照することで、いちいち書籍を開かなくても自分が過去に付けたハイライトやメモを一覧することができます。 - Step5:ハイライトやメモを外部で活用する
これはまだ英語版しかありませんが、Kindleの個人ページという場所があります。これは普通にAmazonのページから行けるMy Kindleとは別ですが、Kindleを登録しているAmazonのアカウントでログインすることができます。
このページの上部にある「Your Books」のリンクを押すと、Kindleで購読している書籍の一覧が表示されます。
また、その横にある「Your Hightlights」 のリンクを押すと、自分がKindle上で付けたハイライトやメモの情報をWeb上で参照できます。
これを活用することで、本の内容に関連したブログを書いたり、本の内容のマインドマップを作成したりすることが容易に行えます。
なお、この方法は以下のブログ記事で教えてもらいました。
Kindleユーザーが絶対使うぺき個人ページ”kindle.amazon.co.jp” | そふぁねブログ
もちろんこれらのことは、他のスマホやタブレットなどを併用すれば、ある程度 他のリーダーでも可能です。しかし、Step5以外はリーダーの機能として統合され、単体で実行できるところがKindleの手軽さであり強みです。
以上のようにKindleは単なる電子書籍リーダーに留まらず、より高次元の読書体験を提供する環境として設計されているように思われます。このあたりに、他の電子書籍ベンダーの追従を容易には許さないAmazonの執念が感じられます。
こういうKindleの優位性が崩れない限り、自分のKindle主体の電子書籍生活はまだまだ続きそうです。