個人向け国債購入とそのメリット

去年末に満期を迎える1年ものの定期預金がありましたが、その銀行の金利が最近パッとしないため、自動更新せずに解約を申し込みました。

その受け皿となる預け換え先を検討していましたが、結局今まで買ったことがなかった個人向け国債を購入することにしましたので、今日はそれについてお話します。

預け換え先の検討

預け換え先としては国債以外に、以下の新生銀行の定期キャンペーンも考えました。

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こちらも5年ものであれば金利0.45%となかなかのものです。しかし、自分がメインに使うSBI証券では以下の個人向け国債のキャンペーンをやっています。

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これにより、50万円以上であれば購入するだけで0.2%のキャッシュバックがありますし、今まで買ったことがなかった国債というものを経験しておきたいという気持ちもありました。

更に、個人向け国債には以下に述べるような定期預金には無いメリットもありますので、今回は個人向け国債の採用となりました。

個人向け国債のメリット

調べてみたところでは、個人向け国債には以下のようなメリットがあります。

  • 元本部分の価格は変動しない(つまり元本保証)
  • 額面1万円から、1万円単位で購入可能
  • 発行後1年経過すれば、額面1万円単位で中途換金可能
    ただし直近2回分の税引前利息相当額×0.79685のペナルティーあり(全期に渡って中途解約利率となる定期預金よりはマシ)。
  • 変動10年型では半年ごとに金利が見直されるのでインフレに強い
  • 多くの銀行や証券会社で買える(自分の馴染みの金融機関が使える)

個人向け国債のデメリット

一方、デメリットについても書いておきます。

  • 一般国債のように債券市場で売買して利益を得ることはできない
  • 購入後1年間は売却できない
  • 国のデフォルトが100%無いとは言い切れない(ただしその時には多分銀行もただでは済まない)
  • 金利は別途支払われるので複利運用にならない(金利が買付単位に達したら自分で追加購入すれば近い形にはなる)
  • 変動10年型は金利降下局面では不利(当面大幅下落の可能性は低そうですが)

変動10年型個人向け国債に決定

デメリットの複利運用でないところが唯一気になりますが、メリットの部分的な中途換金が容易なこととインフレに強いこと、および現状の金利がほとんどの定期預金より高いことに注目して、今回は変動10年型個人向け国債でいくことにしました。

去年末頃から株価が停滞傾向にはあるものの、まだまだNISAなどで盛り上がりを見せる株式市場をさしおいて、今さら国債ですかという話もありますが、元が定期預金だったことからもわかるようにこの資金は無リスク運用部分なので、手堅く行きます。

このあたりは以前にもご紹介しました山崎元さんの「超簡単 お金の運用術」の教えをかなり真面目に守っています。

変動10年型の個人向け国債は去年12月から毎月買えるようになりましたので、買う時期も選ばなくなりました。資金の安定運用先を探している方は、候補の1つとして考えてみてください。

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