個人向け国債の金利が上昇していた

私は野村證券で変動10年の個人向け国債を少し持っています。

まだ各社が個人向け国債の購入でかなりのキャッシュバックキャンペーンをやっていた頃に、試しに少し買ってみたものでした。

流動性資金の置き場としての個人向け国債

そのころはまだ今ほどネット銀行の定期預金なども普及しておらず、購入時のキャッシュバックを含めれば個人向け国債の実質的な金利が割と良かったのですよね。

ただその後、ネット銀行の定期預金で金利の良いものが定期的に出てくるようになり、金利面では見劣りする存在になってしまっていました。

このため、何かまとまった資金が必要になった折(例えば車の購入時など)には一番に売り払って現金に換えてやろうと考えていたのですが、幸か不幸かその機会が無いまま今まで来てしまいました。

いつの間にやら金利が上昇していた

ところが最近たまたま個人向け国債の金利を確認してみたところ、一時よりかなり上昇していることがわかりました。

例えば野村證券の個人向け国債の取引ページで表示されます金利はこんな感じです。

変動10年の個人向け国債ですと、最新の金利は0.17%となっています。これならネット銀行の定期預金の中でも金利の高めなところと比べても、あまり遜色がありません。一時は最低保証の0.05%に張り付いていたのが嘘のようです。

とはいえ「変動10年」の名前の通り、この金利がずっと保証されるわけではありませんし、ネット銀行の金利の方も今後上昇してくる可能性もあります。

したがって一概にどっちが有利とはいえませんが、個人向け国債も少なくとも資金が必要になった段階で何も考えずに一番に叩き売ってしまえばいいと言えるほど安い存在ではなくなっていたのですね。

まあ最近急速に進んでいます円安を考えますと、海外から見れば円の価値が数割オーダーで減少していますので、0.数%程度の金利差など誤差に見えてきてしまうのが悲しいところではありますが。

そうはいっても普段の我々の生活は原則円ベースですし、去年末頃に検討していて結局一旦保留にしました車の買い替えについても来年にはケリをつけたいと思っていますので、その頃に各種金利がどうなっているのかを慎重に見極めたうえで資金の確保にあたりたいと思います。

スポンサーリンク

フォローする

おすすめトピック(一部広告あり)

おすすめトピック(一部広告あり)