日本年金機構から「【ねんきんネット】新機能追加のお知らせ」というメールが届きましたので、久しぶりにねんきんネットを覗いてみました。
新機能としては以下のようなものがあるようです。
- 年金記録を一覧形式で確認可能
- 届書をパソコンで作成・印刷可能
- 持ち主不明記録検索サービスの検索対象拡大
- スマートフォンに対応
年金記録を一覧形式で確認
普通の人が一番恩恵を受けるのは、1番目の一覧形式での年金記録の確認でしょう。
実際に ねんきんネットで見てみたところ、以下のような一覧表が表示されました。年齢ごとにどの年金制度に何ヶ月加入していたかが表示されます(画像では4年分しか表示されていませんが、スクロールして全年齢分を確認可能です)。
画像はちょうど私が最初の転職をした時期のもので、勤め先が切り替わり、その間に1ヶ月分だけ国民年金に入っていたことがわかります(退職時期と再就職時期に1ヶ月差があったため)。これはなかなか分かりやすいです。
なお、私の場合は一覧表 右端2列の「1年間の保険料納付額」と「年金見込額(年額)」は、なぜか表示されませんでした。
ねんきん定期便とねんきんネットの年金見込額試算の食い違いについて
ねんきんネットに入ったついでに、年金見込み額について以前から気になっていた点について少し調べてみました。
それは、 ねんきん定期便に記載されている年金受取見込み額が、ねんきんネットの年金見込額試算で出た額より年額で10万円ほど高いことです。
私の場合、既に50歳に達していますので、ねんきん定期便に記載されている年金受取見込み額は、現在の年金への加入状態が60歳まで継続したと仮定して算出されているはずです(50歳未満の人はこれまでの加入実績に応じた年金見込み額)。
したがって、ねんきんネットで60歳まで国民年金に加入すると設定して試算した額と一致してもよさそうなものですが、実際には上記の通り差が出ています。
これについては、ねんきん定期便をよく読んだところ、「あなた様の年金額試算、および保険料納付額の情報は、平成25年7月4日時点の年金加入記録に基づき作成されております」という記述があることに気が付きました。
平成25年7月といえばまだ会社に勤めていた時期ですので、ねんきん定期便の見込み額は厚生年金に60歳まで加入したと仮定して算定されていると思われます。おそらく、これが額が高く出る理由ですね。
多分、次にねんきん定期便の情報が更新されたときには、ねんきんネットの試算額と一致した値になるのではないかと思います。