厚生年金基金から支払われる年金の確認

昨日、ねんきんネットの新機能と年金額試算についてで年金見込額の試算について検討し、ねんきん定期便の見込額より、ねんきんネットでの試算結果の方が正しいという結論になりました。

ただし自分の場合、最初に就職した会社に厚生年金基金がありましたので、その分の追加支給があるはずです。しかし、これについても認識が曖昧でしたので、合わせて調べてみました。

厚生年金基金でいくら加算されるか

ネットで調べてみると、以下のページがよくまとまっていました。

「ねんきん定期便には記載されない「厚生年金基金」の注意点」

こちらの情報とねんきんネットの見積り機能のヘルプなどを見て整理した結果、厚生年金基金に加入した経験がある人の場合、支給される年金は以下の①〜④の部分より構成されているようです。

  • ①老齢基礎年金【国から支給】
  • 老齢厚生年金(報酬比例部分)
    • ②賃金の再評価分と物価スライド分【国から支給】
    • ③それ以外(厚生年金基金 基本部分)【基金から支給】
  • ④加算年金(厚生年金基金 加算部分)【基金から支給】

これらをねんきんネットの見積り結果の表と突き合わせると、以下のようになります。

ねんきんネット見積

各列のタイトルの付け方がちょっとわかりにくいですが、「支払われる年金見込額」というのは、「国から」支払われる額という意味のようですね。

そして、ここでは④の加算年金が計上されていませんので、この部分がねんきんネットの見積り額に上乗せされるということになります。

ちなみに③④の部分は国からは支給されませんので、別途基金に申請して受け取る必要があります。

定年退職時まで厚生年金基金に加入していた場合には手続きは会社が面倒を見てくれると思います。しかし、私のように短期で退職した場合には情報は企業年金連合会というところに引き継がれますので、そちらに申請することになります。

企業年金連合会への年金記録確認方法

会社を退職して企業年金連合会に情報が引き継がれた場合、「年金の引き継ぎのお知らせ(承継通知書)」というものが通知されるはずです。

しかし私の場合、最初の会社を退職したのはずいぶん前なので、そのような書類が残っていませんでした。そういう人のために、企業年金連合会のホームページから企業年金の記録を確認するサービスがあります。

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ホームページ中の「年金記録の検索はこちら」のリンクに飛び、指示に従って基礎年金番号、氏名、生年月日などを入力すると、年金記録が引き継がれているかどうかを確認することができます。

更に必要であれば、そこから承継通知書を再発行してもらうことを申請することもできます。

実は自分の場合、かなり前に承継通知書は再発行してもらっていたのですが、見方がよくわかりませんでした。

通知書には基金の基本年金額と加算年金額の見込額が記載されていますが、よくわからずにこれら全てがねんきんネットの見積り額に上乗せされるのかと思っていました。

しかし実際には、上記のように上乗せされるのは加算年金の部分だけであり、とんだ勘違いだったことがわかりました(早めに気がついてよかった)。

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