今年もあと数日で9月に入り、いよいよ新NISA制度開始まで残り4か月を切ります。
そろそろ新NISAの利用方針を決めていかねば、ということで検討を始めました。
そもそも新NISA制度を使うのか
そもそも検討を始めるうえでの大前提として、新NISA制度を使うかどうかという話があります。
私の場合、今年で還暦を迎えますので、あと何十年も資産運用を続けられるのかは不透明です。しかし年金受給は少なくとも5年は繰り下げようと思っていますので、ここから約10年は手持ちの資産をやりくりしつつ暮らしていかなければなりません。
そうなりますと、やはり新NISAの利益非課税というメリットは無視できない価値を生み出しそうですので、全力で参加する方向で考えようと思います。
ただし私の場合あと5年近くはiDeCoの拠出を延長する見込みですので、新NISAには新規資金を投入する余裕はほぼありません。したがって既存の特定口座・NISA口座の資産を新NISAに振り替えていくことが基本となります。
新NISAで何を買うか
次に新NISAで何を買うかという問題があります。
一瞬、いっそこれを機会に投資先を全世界株式ファンド1本に切り替えていけばすっきりするかなとも考えました。
しかし投資するクラスを分けておけばある程度投資先を自力でコントロールできます。また取り崩し時も値上がりしているクラスから取り崩せば多少は有利になるのではないかという思惑もあり、今まで通り国内外の株式・債券・REITなどのクラスのファンドに一定比率で分散投資していくことにしようと思います。
ただし当然、購入するファンドは最新の低コストのものを選択します。これによってコスト高の旧ファンドから新ファンドへの乗り換えも進みます。
新NISAの各枠をどう使うか
あとは新NISAのつみたて投資枠(年120万円)と成長投資枠(年240万円)をどう使っていくかという問題が残ります。
統計的には年初に両方合わせて360万円分を一気に投入するのが最適となるのでしょう。
しかしなにぶん新しい制度で始めてから何か軌道修正を迫られる可能性も否定はできませんので、ここは地道に毎月つみたて投資枠10万円、成長投資枠20万円を逐次投入していこうと思います。
つみたて投資枠ではクレカ積立を使いたいところですが、私の使っていますSBI証券では1か月に5万円までしか使えません。したがってこのままであれば通常の積立5万円を併用することになります。tsumiki証券では来年から月10万円までのクレカ積立を可能にする決断をしたみたいですし、SBI証券も追従してくれないものでしょうかね。
成長投資枠の方は積立購入もスポット購入もできますが、ここはリバランスも兼ねて月に1回手動で売買しようと思います。ここでリバランスする前提にしておけば、つみたて投資枠の方は一番値下がりしているクラスを積立に選んでおくくらいの荒い調整でやっていけそうです。
ただし毎月20万円もの売買を続けていきますと、いずれリバランスをするだけにしては枠が過剰になってくると思われます。そこであふれた分については、単純に特定口座・NISA口座の既存資産から新NISAへの買い替えで埋めるしかないですね。
その場合、売却する既存資産の優先順位は
- 高コストの旧ファンド
- 特定口座のファンド
- NISA口座のファンド
と考えています。
以上ざっと考えた第一案ですが、今後出てくる情報なども合わせてブラッシュアップしていきたいと思います。
久し振りにブログにコメントします。
僕もそろそろ考えないとなあ、といってもたぶん高配当株にしようとは思っているのですが、同じ事を考える輩が多いのか既に上がり始めてるのが難点です。
来年は新NISA導入フィーバーで投資界隈が皆が一気に群がり、かなり割高に買うハメになるのではないかという危惧がありますね。
まあ悩んでもしょうがないのでたぶん高配当株を適当に買いそろえるとは思います。
仮に値下がりしても20-30年かけて配当で回収するような考えで。