AdSense広告の個別ブロックによる収益性向上

先日、AdSenseの広告ブロックで収益性を上げるで、AdSenseの広告をブロックすることによって収益性を上げる方法について書きました。

しかし、この記事で書きました方法はカテゴリ単位のブロックのため、指定がかなり粗いものになります。

そこで、今日はよりきめ細かく、表示される広告を個別に確認してブロックする方法について書いてみます。

AdSenseで表示される広告の確認方法

AdSenseで表示される個別の広告を確認するには、AdSenseの「広告の許可とブロック」メニュー中の「広告(広告レビューセンター)」タブを使用します。

自分のAdSenseアカウントでまだ一度もこの機能を使用したことがない場合、最初にこのタブを選ぶと、「広告レビューセンターを有効にするには、リクエストを送信してください。」というメッセージの画面が表示されます。メッセージ中の「リクエストを送信」のリンクを押して使用をリクエストしてください。

リクエスト送信後、実際に広告が確認できるようになるまでには1〜2日程度の時間が必要になります。広告が確認できるようになると、以下のような画面が表示されます。

広告レビューセンター

表示された広告の1つにカーソルを合わせるとその広告が拡大表示され、広告のサイズ、リンク先などを確認することができます。通常、自分のホームページに表示されたAdSense広告をクリックすることは不正となりますが、ここで表示されたリンクをクリックしてリンク先を確認することは問題ありません。

また、拡大表示された広告の右下にあるプレビューボタン(斜め矢印のボタン)をクリックすると、以下のようなより詳細な情報を確認することができます。

  • インプレッション スコア
    広告の1日あたりの表示回数を他広告と比較した相対値(高・中・低)
  • AdWords広告主名
  • 配信ステータス
    広告がアクティブ(最近表示されたことがある)か非アクティブ(最近一度も表示されていない)か
  • 過去の傾向
    過去の1日の表示回数と比較して最近の表示回数が増えているか、減っているか、変わらないか

広告レビューセンターを有効化してからしばらく時間が経つと、非常に多くの広告が表示されるようになります。この場合には、画面右下の左右矢印ボタンで表示を進めることができます。

なお、広告一覧は広告の表示回数が多い順に出てきますので、通常はあまり深くまで追っていく必要はありません。

また、左右矢印ボタンを押したタイミングでその画面に表示されていた広告は確認済みとなり、次回から淡い色で表示されるようになります。これにより確認済みの広告と新しく出てきた広告を区別することができます。

広告のブロック方法

カーソルを合わせて拡大表示した広告をクリックすると、その広告をブロックすることができます。誤ってブロックした場合には、もう一度クリックすることでブロックを解除できます。

また、拡大表示した広告の上にある「関連広告を検索」のリンクを押すと類似の広告をまとめて検索することができます。検索結果画面の上にある「すべてブロック」のボタンを押すと、これらをまとめてブロックできます。

一度ブロックした広告は通常の広告レビュー画面には出てこなくかりますが、広告一覧の上にある「ブロック済み」のボタンを押すと表示することができます(元の表示に戻すには、その横の「掲載済み」のボタンを押します)。

どんな広告をブロックするか

広告のブロックを判断するための参考情報として、上記のインプレッション スコア、配信ステータス、過去の傾向などが提供されています。しかしこれらは表示頻度に関する情報であるため、これらから収益性の高低を判断することは容易ではありません。

これについては今のところ明確な解は見つけられておらず、広告の中身を見て個別に判断している状況です。

個人的には、顧客の購入単価あるいは1年間の売上高が1万円以下と思われる商品やサービスの広告はあまりクリック単価が高いとは思えませんので、原則としてブロックするようにしています(例えばファーストフード系や日用品の通販サイトなど)。

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