ゆうちょ銀行のトークン採用と申し込み時のエラー対処

ゆうちょ銀行からセキュリティ強化のために「トークン」(ワンタイムパスワード生成機)を導入する、というDMが来ました。

詳しくは以下のページに示されていますが、インターネットバンキングによる不正送金を物理的に防御することが目的のようです。

「トークン(ワンタイムパスワード生成機)」について|ゆうちょダイレクト

トークンとは

トークンとはその時しか使えないパスワード(ワンタイムパスワード)を生成する機械のことです。外見は、通常は液晶表示の付いたキーホルダーか電卓くらいの小さなマシンです。

そのパスワードで認証をかけることにより、アカウント情報の流出や盗聴による不正アクセスの被害を極小にすることができます。

セキュリティ的にはかなり強力な仕組みですが、物理的な機械を使うのでそれを無くしてしまったら正規のユーザーでも取引できなくなるなど、ある程度ユーザー側に負担を掛ける仕組みでもあります(ちなみに無くしてしまったら、再発行してもらうのに1,080円取られるようです)。

その為もあってか日本で採用している金融機関は多くなく、私の知る限りでは他にはジャパンネット銀行くらいです。

使っている金融機関が1つか2つくらいならまだ何とかなりますが、私のように用途に応じて多数の金融機関を使い分けている場合には、多くの金融期間が採用し始めると管理が大変なことになりそうです。

マネーフォワードの邪魔にはならないようだ

また、それにも増して今回の通知を見て気になったのは、トークンが採用されることで今使っている家計簿・資産管理サービスマネーフォワードに影響が出るのではないか、ということです。

なにしろ、ワンタイムパスワードはその時その時でランダムに生成されますので、あらかじめマネーフォワードに登録しておくことなどできないためです。

しかしこの点については、ワンタイムパスワードによる認証の対象となるのが

  • ゆうちょ銀行あて振替
  • 他金融機関あて振込
  • WEB連動振替決済サービス
  • 税金・各種料金の払込み

と資金の移動を伴う取引だけのようなので、情報の参照しかしないマネーフォワードは大丈夫そうです。

早速申し込もうとしたらエラー発生

DMの注意書きを読むと、「今後、ゆうちょダイレクトでは振替・振込等の際にトークンの利用を必須とする予定です」とのこと。振込などが必要になった時に使えないのも困りますので、早速申し込むことにしました。

ところがWebページ上で手続きを進めていると、以下のようなエラーが発生しました。

ゆうちょ銀行トークン申し込みエラー

エラーの文言は「入力された申込番号はみつかりませんでした」。申込番号というのはDMに記載されていた番号ですが、何度見直しても間違っていません。

しばらく首を捻っていましたが、画面をよく見るとエラーとは違う口座の記号・番号の欄に「再発行番号は通帳に記載のある方のみご入力ください」の文字が。これか!と思って真ん中の欄をスキップして入力したところ、無事登録することができました。

問題の箇所と違うところにエラーが表示されることといい、いかにも入力して欲しげな「任意」の入力欄といい、見事に画面に埋没して気付きにくい注意書きといい、システムを設計した人を小一時間問い詰めたい気分になりましたが、なんとか申し込むことができました。

同じ罠にハマる人はそれなりに居そうな気がしますので、参考までにお知らせしておきます。

スポンサーリンク

フォローする

おすすめトピック(一部広告あり)

おすすめトピック(一部広告あり)


『ゆうちょ銀行のトークン採用と申し込み時のエラー対処』へのコメント

  1. 名前:匿名 投稿日:2014/06/19(木) 22:45:06 ID:04036fddb 返信

    同じ目にあいました。
    本当に小一時間問い詰めたいですね。

    ありがとうございました。

    • 名前:観楓 投稿日:2014/06/19(木) 23:11:38 ID:6a65fd063 返信

      コメント、ありがとうございます。

      これ、やっぱりハマりますよね。

      解決のお役に立てたようなら幸いです。