退職して自炊に力を入れるようになって以来、ストックしている調味料もだんだん増えてきました。
以前なら一番小さい容器しか買わなかったマヨネーズやケチャップもコストの安い大きめのものに変わってきましたし、勤めていた頃には買うことさえ想像できなかた みりん や料理酒などというものまで備えるようになってきました。
みりんに白い沈殿が
そんななか、今日またみりんを使おうとボトルを取り出してみると、なにやら底に白い沈殿物が貯まっていました。
一人暮らしてで使うペースが遅いので傷めてしまったかと思いましたが、調べてみるとどうも違うようです。
キッコーマンのページにこんな記事がありました。
みりんには糖分が多く含まれているため、冷蔵保存されますと糖分の結晶化が起こり、白濁や白い沈殿物が発生することがあります。そのため、そのことに関するお申し出を時折りいただいておりました。みりんにはアルコールが多く含まれていますので、通常の使用では腐敗の心配はなく、開封後も直射日光を避けた常温での保存をお願いします。また、白濁や白い沈殿物が発生しても、品質に問題はないのでそのままのご使用が可能です。
なるほど、糖分が沈殿しているんですね。確かにうちでは、書かれているように冷蔵庫に保存していました。
よく見ると、みりん の容器にも同様の説明書きが書かれていました。
それにしても、みりんは開封後も常温保存でいいんですね。知りませんでした。ただし、スーパーなどでよく安売りしている「みりん風調味料」はアルコール分が少ないので、冷蔵しないとダメなようです。
いずれにしても、「沈殿物が発生しても品質に問題はない」ということなので、このまま使わせてもらいます。
オリーブオイルも
そういえば冬場の寒い時期に、オリーブオイルにも白い沈殿物が発生したことがありました。
これも調べてみると、オリーブオイル中のオレイン酸などの脂肪酸の成分が低温で固まってしまったもので、品質には問題無いとのこと。ぬるま湯などで温めると消えるそうです。
それを知ってからスーパーなどでオリーブオイルを見てみると、売り物でも沈殿物が含まれるものがありました。
やり慣れない料理をしていると、色々と未知の現象に遭遇してまるで化学の実験のようです。しかし、経験を通じて少しずつ知恵が付いていくのもまた面白いところです。
まあこういうことをいちいち調べていられるのも、比較的時間に余裕があればこそですが。