日経新聞はメールの使い方を間違っていないか?

先日、金融機関に金融庁幹部がキツイ一言で日経新聞電子版の有料記事に関連した記事を書いたところ、コメントで登録すれば有料記事も月10本までは無料で読めるということを教えて頂き、早速会員登録しました。

その過程でメルマガの登録も行い、以後日経から時々ニュースのお知らせなどのメールが届くようになりました。

ここまでは良かったのですが、今朝メールチェックをしていて驚きました。差出人が「日経速報メール」のメールが何やら山ほど届いています。送信時刻とメールタイトルを列挙すると以下のような感じです。

  • 5:29 日本、PKでリード許し0-1 W杯コロンビア戦
  • 6:05 日本、前半で同点に追いつく 岡崎ゴール コロンビア戦
  • 6:25 日本、後半にリード許す 1-2コロンビア
  • 6:52 日本、コロンビアに3点目許す 後半1-3
  • 7:07 日本、W杯1次リーグ敗退決定 コロンビアに1-4で大敗

はい、ワールドカップ日本戦の実況中継をわざわざメールでやってくれているのですね。メールの中身を見ても、定形のヘッダー・フッターを除いては、タイトルと同じ内容の情報以外はありません。

スポーツ新聞ならまだわかりますが、日経新聞がこういう情報を配信する意味があるのでしょうか。メルマガ登録者の大半は、それは期待していないような気がします。

また、配信手段の選択にも問題があります。Twitterのようなメッセージングサービスならまだしも、メールでこのような断片的な情報を30分間隔以下という高頻度で発信する大手メディアは今まで見たことがありません。

先日残念ながらスポーツ観戦に全く興味が無いで書きましたように、私がスポーツに興味が無いことを差し引いても、今回の速報メールの配信は違和感がありすぎます。

世間の盛り上がり具合(マスコミの盛り上げ具合)を考慮しても、個人的に速報メールの使用が許容できるのは試合結果の通知くらいが限界です(それでも、日経新聞がやる必要があるのかという気はしますが)。

新聞各社は売上部数の減少に追われて様々な新しい試みに挑戦せざるを得ない状況になっているとは思いますが、内容はもう少し吟味していただきたいところです。

今回の件が日経新聞の正式な運用方針によるものなのか、それとも特定の担当者などの暴走によるものなのかよくわかりませんが、今後も同様のことが続くようであれば、少なくとも私は日経新聞の「速報」にふさわしい内容とは思えませんので、メルマガを解除するかもしれません。

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