このブログでも何度か取り上げました楽天銀行の1週間・2週間定期預金ですが、相変らず1週間毎の金利の大幅変更を続けているようです。
ブログなどを読んでいると、金利の良い時だけ満期解約指定で預け、金利が下がった時はマネーブリッジ設定で優待金利(0.1%)となる普通預金に置いておくという運用をされている方もおられるようですが、よく根気が続くものだと関心します。
楽天銀行 1週間定期の金利推移
自分はもう金利の動きを追うことさえ諦めましたが、ネットを探すとやはりずっと動きをフォローしている方もおられます。
こちらを参照させていただくと、6月後半から始まった楽天銀行の1週間定期の金利は、1週間おきに以下のような推移をたどっているようです(ほとんどの期間で金利が1週間定期と同等か下回っている2週間定期は最初から無視)。
- 6/23 : 0.50%
- 6/30 : 0.05% ↓
- 7/07 : 0.10% ↑
- 7/14 : 0.05% ↓
- 7/21 : 0.30% ↑
- 7/28 : 0.05% ↓
- 8/04 : 0.15% ↑
- 8/11 : 0.07% ↓
- 8/18 : 0.05% ↓
- 8/25 : 0.20% ↑
- 9/01 : 0.05% ↓
末尾の矢印は金利の上げ・下げを表していますが、ほぼ1週間おきに上げ・下げを繰り返していることがわかります。しかも11週中実に7週で金利がマネーブリッジ優待の普通預金金利である0.1%以下、つまり定期預金としての意味が無い状態です(赤字の部分)。
平均値で見ても、上記全期間の金利の平均は約0.14%、上記のブログの人のように金利が低い時はマネーブリッジ優待の普通預金に預け替えたと仮定しても平均約0.17%にしかなりません。
これなら他行の超短期定期預金、たとえば東京スター銀行の1週間定期預金などに預けておいたほうがマシです。こちらも8月に金利が0.3%から0.2%に引き下げられましたが、それでもまだ平均金利が楽天銀行を上回りますし、手間もかかりません。
金利変更の意図
今まで、このように執拗に金利変更を続ける楽天銀行の意図を測りかねていました。
しかし、ここまでの動きを見る限りでは、瞬間的な高金利で客を釣り、実質的には他行より銀行にとって有利な金利(つまり低金利)で預金を集める、ということくらいしか合理的な理由を思いつきません。
しかし上記のようなことはネット上から情報を集め、少し計算すれば誰でも簡単にわかることです。
いつまでも釣られ続ける客がそれほどいるとは思えませんが、はたして今後はどうするつもりなのでしょうか。。。