ある程度準備した後はしばらく放置していた確定申告ですが、いよいよ申告時期が迫ってきました。
今年は確定申告準備:MF確定申告でe-Taxを使うにはで書きましたようにMF確定申告で生成したデータをe-Taxソフト Web版で送信することにチャレンジしてみる予定です。
しかし、それが上手く行かなかった場合には去年同様、確定申告書等作成コーナーでデータを手入力して送信という手順になる可能性もあります。
そこで、今の環境でのe-Taxの動作について確認しておくことにしました。
去年のe-Tax
去年もe-Taxには苦労しましたが、最終的にはMacの新しいOSでもe-Taxができそうですなどで書きましたようにメインマシンのMacBook Pro(OSは当時最新のOS X 10.9 Mavericks)上から確定申告書等作成コーナーを使って行うことができました。
使用したICカードリーダーはGemaltoのPC USB-TRです。
今年の環境Yosemiteでの準備作業
基本的にハードウェアは去年と変わっていませんが、MacBook ProのOSは最新のOS X 10.10.2 Yosemiteにアップデートしています。
そこでソフトウェア・ドライバーなども再度アップデートした上で、e-Taxの動作確認を行うことにしました。
アップデート作業として実施したのは以下のような点です。
- ルート証明書のインストール
- 公的個人認証サービス利用者クライアントソフトのインストール
- MacOS forgeのSmartCard Servicesより、Yosemite用のSmartCard Servicesをインストール
前者2つをインストールする手順については、確定申告特集ページのe-Taxをご利用になる準備等で説明されています。
Yosemiteでの動作確認
去年のe-Taxでも最新OSのMavericksは正式サポート対象外でしたが実質的には動きましたので、今年も同様の手順で行けると思っていました。
しかしICカードリーダーを接続してJPKI利用者ソフトで「自分の証明書」を確認してみると、
以下のように「ICカードに接続できません。」というエラーが発生しました。数回試しましたが同様のエラーです。
ところがしばらくしてからまた試してみたところ、今度は以下のように証明書の情報参照に成功しました。
しかし、ここで「有効性確認」を実行すると、再び以下のように「確認失敗(300704)」というエラーになりました。
これについても、タイミングによっては「有効」と正常に判定される場合もあります。
というわけで、Yosemite上ではe-Tax(というかJPKIソフト)の動きが不安定でした。
正常動作する条件を探ろうとしましたが、ICカードリーダーを繋いでからしばらく時間を置いたほうがうまく動く気はするものの、はっきりしたことはわかりませんでした。
最悪はVirtualBox上のWindowsで
一応、MacBook Pro上のVirtualBoxにインストールしてあるWindows7ではJPKI利用者ソフトが安定して動くことが確認できましたので、最悪の場合はこちらを使って作業を進めることにします。
なお、VirtualBox内のWindowsでホストマシンのMacBook ProのUSBに繋いであるICカードリーダーを認識させるためには、VMの設定の「ポート」内にある「USBデバイスフィルター」に該当デバイスを登録しておく必要がありました(一覧の右側の+マークのボタンで登録します)。合わせてお知らせしておきます。
私が長くつかっていたのは接触が悪くなって読み取ってくれなくなりました
その後買い直したのはUSBの認識しないことがたまにあります
毎年苦労してる記憶があるんですが、1年後には忘れてるというパターンでw