押し入れを整理していたら珍しいものが出てきました。
東京に就職して最初は会社の寮に入ったのですが、そこから出て一人暮らしを始めた頃に買ったトラベルクッカーです。
トラベルクッカーとは、旅先で料理ができるようにコンパクトにまとめられる鍋とヒーターなどのセットのことです。
サンヨーのトラベルクッカー
今回出てきましたのはサンヨー製のトラベルクッカーです。そのサンヨーも今やパナソニックに吸収されてしまいましたが、ホームページに情報だけは残っていました。
EC-TR3AV(HD):商品情報 | 三洋電機 | Panasonic
買ったのはおそらく20年以上前ですので、さすがにもう製造中止ですね。
この手のグッズは割と好きなので製造中止は残念だなと思っていたら、Amazonで別の会社製のよく似たものがまだ売られていました。
こちらは中国製ですが、3千円を切っています。安いですね。
現役復帰させてみる
今借りている部屋はガスがプロパンですので、長時間コンロを使うとコストが高くつくというネックがあります。
このため料理時は極力電子レンジを使うようにしていますが、どうしてもレンジではできないこともあります。
その中でも比較的よく困るのはレトルト食品を温める時や煮物をする時です。そういう時にこのトラベルクッカーが役立ちそうでしたので、現役復帰させてみることにしました。
うちのキッチンは狭くて置き場があまりありませんので、使う時だけガスコンロの上に置くことにします。
コードをコンセントに繋げると、上部の丸いヒーター部分が発熱するという単純な構造です。
裏側はこのように四隅に段差が付いていますので、これがコンロの上のごとくのパイプに引っかかって、簡単に滑り落ちるようなことはありません。
丸いヒーターにきっちりハマる専用の鍋(フタ付き)も付属していますので、すぐに料理に使えます。テフロン加工されていて炊飯も可能です。
収納時はこの中にコードを巻きつけたヒーターを納めることもできます。
とりあえず冷蔵庫に残っていた賞味期限が今日までの油揚げを炊いてみました。
油揚げを湯通しした後、タレの調味料を入れて5分加熱→5分休憩→5分加熱くらいでちょうどいい感じに炊きあがりました。
あとはこのまま冷まして煮汁を吸わせ、冷凍して後日うどんや蕎麦と一緒に頂きます。
節約にも役立ちそう
この手の発熱する電気器具は消費電力が大きいという先入観がありましたが、表示を見てみると消費電力は250Wとかなり控えめでした。
その分、大量の水を沸騰させるには15分~20分程度と時間がかかりますが、そこは電子レンジと併用すれば補えます。
最初に沸騰するまでは電子レンジを使い、後のコトコト加熱する部分でこれを使えば30分使っても3〜4円程度で済みますので、節約にも役立ちそうです。