以前から情報が流れていました、Pontaポイントと連携する新しい電子マネー おさいふPontaが本日11月3日から正式に公開されましたね。
ローソンのホームぺージにも、デカデカと専用ページのバナーが打たれていました。
実態はプリペイド型のクレジットカード
Pontaはリクルートポイントとの連携もあって日頃からお世話になっていますので、このおさいふPontaについても興味津々で公開されたページを眺めてみました。
電子マネーといっても、おさいふPontaの実態はプリペイド型のクレジットカードのようです。以前にau WALLET初使用で500円ゲットで書きましたau WALLETと似たような感じですね。
あちらはMasterカード相当でしたが、おさいふPontaはJCBカード相当となっています。
インパクトに欠ける微妙な仕様
さてせっかく誕生したおさいふPontaですが、説明を読めば読むほど微妙なポイントばかりが目につきます。
例えば以下のような点です。
微妙ポイント1:ポイント還元率が低い
使用に応じてPontaポイントが貯まりますが、その還元率は
- ローソンでの使用 :100円につき1ポイント
- Ponta提携社での使用:100円 or 200円につき1ポイント
- JCB加盟店での使用 :500円につき1ポイント
となっており、一番高いローソンの場合でも1%、他ではそれ以下と、還元率が1%以上ある多くのクレジットカードに及びません。
微妙ポイント2:ポイント付与対象が税抜金額となる場合あり
多くのクレジットカードでは支払い金額(=税込金額)に対してポイントが付きますが、おさいふPontaのローソンやPonta提携社での使用では、ポイント付与対象が税抜金額となります。
この点でもクレジットカードに比べて微妙に損をします。
微妙ポイント3:無料でチャージできるクレジットカードはセゾン系のみ
おさいふPontaは現金かクレジットカードでチャージできますが、クレディセゾン発行のカード以外は1回200円(税抜)の手数料を取られます。
クレジットカードチャージ時にカード側にポイントが付くのかどうかは現状定かではありませんが、いずれにしてもこの手数料に対して上記の低い還元率で元を取るのは難しそうです。
せめて何か着目すべき点が1つでもあればまだ活路が見いだせるのかもしれませんが、個人的には還元率2%のリクルートカードプラスを使っていることもあり、クレジットカード払いかリクルートポイントを交換したPontaでの支払いで十分かなという結論に落ち着きました。
あえてメリットを挙げるとすると
それでもあえておさいふPontaを作るメリットを考えてみると、店でのおつりのやり取りなどが無くなって支払いが簡単になるという点はあります。しかし、これは他の電子マネーやクレジットカード払いでもほぼ同じなんですよね。
あと、クレジットカードを作れない人(例えば学生さんなど)でもクレジットカード決済を利用可能になる、という点はあります。
しかもローソン店頭でカードをもらって登録手続きをし、チャージを行えばすぐに使用可能になるという手軽さです。
クレジットカードを持っていない人が、急にネット課金をしたくなった時などには良いかもしれません。
また維持費はかからないようですので、今後行われるかもしれないお得なキャンペーンに備えて、とりあえず作っておくというのも1つの考え方です。
来年の3月からは作成が有料化されるようですので、作るならそれまでが良いかもしれません。
ただ今後、新たに作ると何か特典が付くキャンペーンが来るかもしれませんので、そのあたりは読みが難しいところです。
ちなみに現状行われているキャンペーンは
- 1,000円以上初回チャージで毎月抽選で10,000名に1,000円分ボーナスチャージ
- 月間1万円以上買い物で毎月抽選で1,000名に10,000円分ボーナスチャージ
となっています。
いずれも抽選であり、スタートダッシュを決めなければいけない今の時期のキャンペーンとしては、これまた微妙な内容ですね。
ポンタカード何故か持っています。
そしてセゾンカードも持っています。
もしいいプランが出てきたら利用してもいいかも。
今のところnanacoチャージだけの税金支払いがこれでできたらいいのになあ。