昨日、このブログの運営に使用している格安レンタルサーバー ミニバードの運営元であるネットオウルからメールが来ました。
中を読んでみると、
お客様のサーバーアカウントにおいて、CPU負荷が著しく高い状況が確認されましたのでお知らせいたします。
(中略)
そのため、障害の発生を防ぐことを目的とし、xx:xx頃～xx:xx頃まで、お客様のサーバーアカウントへのWebアクセスを一時的に制限しておりました。
とのこと。
犯人はTwitterボット?
制限がかかっていた時間はほんの5分ほどのようで、メールを確認した時点ではすでに制限は解除されていましたが、２年以上ミニバードでブログを続けてきてこれは初めての体験です。
どこかでうちの記事がバズったのか？、などと都合のいいことを考えながら更にメールを読んでみると、どうもそうではないようです。
以下のようなアクセスログが大量に発生していたということですので、これはどうもTwitter関連のボットの仕業のようです。
streamline-jp.net 199.16.156.124 - - [11/Dec/2015:15:28:43 +0900] "GET /nextlife?p=1476 HTTP/1.1" 301 20 "-" "Twitterbot/1.0" streamline-jp.net 199.16.156.126 - - [11/Dec/2015:15:27:39 +0900] "GET /nextlife?p=10131 HTTP/1.1" 301 20 "-" "Twitterbot/1.0" streamline-jp.net 199.16.156.124 - - [11/Dec/2015:15:27:52 +0900] "GET /nextlife?p=3218 HTTP/1.1" 301 20 "-" "Twitterbot/1.0"
サーバー全体へのCPU負荷の影響を避けるため、該当するアクセス元のIPアドレスのいくつかにアクセス拒否を設定したとのこと。
また、今後も同様のCPU負荷が継続する場合は、サーバーアカウントに対して個別のリソース制限を設ける可能性もあるとのことで、負荷対策を行なうよう促されました。
負荷対策検討
記事がバズったならともかく、縁もゆかりもないボットのためにブログに制限をかけられてはたまりませんので、負荷対策を検討することにします。
ネットオウルから提案された対策案は以下の３つです。
- アクセスログを確認し、ほかに大量に接続があるIPアドレスをアクセス拒否する
- 引き続き今回アクセス拒否を実施したIPアドレスを拒否したままにする
- CMSなどをご利用の場合はキャッシュ機能があるプラグインを導入したり、負荷が高いプラグインを別のプラグインに変更していただく
すぐには有効な手を思いつきませんので、とりあえず２番目の提案に従い、今設定されているIPアドレスのアクセス拒否設定は維持することにします(ミニバードのサーバー管理ツールを使えば自分で外すこともできるようですが、得体の知れないボットのアクセスより一般のユーザーさんのアクセス優先です)。
あとはまず１番目のアクセスログの確認ですが、一言でログのチェックと言ってもその分量は膨大ですので、当然目視ではチェックしきれません。
久しぶりにシステム管理の仕事をしていた時のことを思い出し、何かデータ分析ツールでも拾ってきてログ解析してみましょうか。
また３番目のプラグイン関連ですが、今使っているWordPressのテーマSimplicityはキャッシュとはあまり相性が良くないようですので、できればキャッシュ系のプラグインには手を出したくありません(一応キャッシュを使用するためのSimplicityのオプションもあるにはあるようですが)。
もう１つCPU負荷が高いということで気になるのは、WordPress Popular Postsプラグインです。
これは記事ごとのPV数の情報を採取するプラグインですが、ページへのアクセスがあるたびにDBアクセスが発生するので負荷が高いと言われています。
最悪、これを停止することになるかもしれませんが、記事ごとのPV数はブログを運営する上でも非常に参考になる情報ですし、人気記事の表示などにも使用しています。できればただ止めるのではなく、代替になる負荷の軽いプラグインを見つけたいところです。
以上、ほとんどの対策はこれからですが、今後のサーバーの状況も見ながら調査・対処を進めていきたいと思います。
仕事でこういう障害対処・パフォーマンスチューニング系の作業をやるときは時間も限られていて胃が痛くなるような状況になることが多いですが、個人レベルのブログなら責任もほぼありませんし、ある意味良い刺激になりますね(もちろん頻発しては困りますが)。