とうとうサーバーCPU高負荷の元凶(らしきもの)を発見などで書いてきました、本ブログで利用中のレンタルサーバー ミニバードのサーバー高負荷問題の件の続報です。
その後サーバー運用元のネットオウルからしばらく連絡が来ませんでしたので、この件はもう来年まで持ち越しかとなかば諦めかけていました。
サーバー負荷改善
しかし年末ぎりぎりの昨日になって、ネットオウルからメールが来ました。そちらによりますと、
改めて負荷状況を確認いたしましたところ問題のないレベルまで改善されておりましたので今回実施いたしました制限の強化を『解除』いたしました。
とのこと。
色々負荷対策をやるたびに空振って何度もネットオウルとやり取りをするハメになってしまいましたが、今度こそ本命の対策を引き当てたようです。
前回の記事で書きましたWordPressのcronスケジュールをクリアする対策については、ブログのレスポンスも改善が体感できるくらいの効果がありましたのでかなり期待していましたが、期待通りの結果となって一安心です。
このcronスケジュールが異常な数生成されてサーバーに高負荷がかかる現象はWordPress 4.3の頃の不具合が原因のようですが、WordPress 4.9.1を利用しているうちのサーバーでも今頃になって表面化しましたので、原因不明のサーバーCPU高負荷で悩まされている方は一度確認してみると良いかと思います。
サーバーのCPU負荷を確認する方法
なおレンタルサーバーの場合、サーバーのCPU負荷の状況などは直接確認できない場合が多いかと思いますが、今回負荷問題を調査している過程で参考になる情報を1つ発見しましたので、ついでにご紹介しておきます。
それはWordPress内のリンク切れをチェックする有名なプラグイン「Broken Link Checker」の設定画面(「高度な設定」タブ内)にある「サーバー負荷の制限」という項目です。
この項目は本来、サーバー負荷が設定値を超えるとリンクチェックを中断するためのものですが、参考のために現在の負荷の数値を表示してくれます。この値はおそらくサーバーのLoad Averageの値が表示されているものと思われます(約10秒毎に自動更新)。
Load Averageは実行中と実行待ち状態のプロセス数の平均値で、サーバーの負荷状態の目安になるものです。大雑把にはこのLoad Averageの値がサーバーのコア数を超えていると、サーバが高負荷状態になっている可能性があると言われます。
今回の負荷問題の調査中も対策前はこの値がミニバードのコア数である4を超えていることが多く、高負荷となっていることが覗えました。
まあこの値はサーバーのディスク負荷が高い場合などにも上昇するようですので一概にこの値が高いからCPU高負荷状態とは言い切れませんが、全く何も見えないよりはマシです。
利用しているレンタルサーバーで負荷問題を指摘され、調査を行う時などには参考にしてみてください。