Qlik Senseでブログのアクセスログ分析試行

昨日ブログがアクセス集中の警告を受けたで書きました、レンタルサーバー ミニバードのアクセス集中問題の続きです。

とりあえず状況を正確に把握しなければ対策の計画も立てづらいということで、今日はアクセスログの分析に挑戦してみました。

アクセスログファイルの取得

まずミニバードのサーバー管理ツールでアクセスログファイルをダウンロードしようとしましたが、サーバー管理ツールでは直近の1日分のログしか取得できないことがわかりました。

このため、ftpでサーバーに接続して数日分のファイルをダウンロードしました。

ログファイルは通常のWordPress関連のファイルとは別のパスに保存されていますので、ftpでダウンロードするにはそれ専用のftpアカウントを作成する必要があります(詳細はミニバードのヘルプ参照)。

QlikViewで分析しようとしたが

ダウンロードしたアクセスログファイルは、1日分でおよそ7万行ありました(ApacheのAccessログ形式のテキストファイル)。

この程度の量であればExcelに読み込んで分析することも不可能ではありませんが、数日分以上まとめて処理しようとすると厳しそうです。

そこで、昔仕事でデータ抽出や分析をするときによく利用していたQlikViewというツールを思い出し、これを使ってみることにしました。

これは大量データの高速処理・分析を可能にする、いわゆるBI(Business Intelligence)ツールと呼ばれるものの1つです。

QlikViewにはサーバー版とクライアント版(Windowsアプリ)がありますが、パーソナルエディションと呼ばれるクライアント版はユーザー登録すれば無料で利用することができます。

またQlikViewはメモリ上にデータを圧縮・格納して高速処理しますので、パーソナルエディションは個人が所有しているレベルのPCでも十分実用的に使えます(作成したデータ分析ファイルは他のユーザーや他のPCでは使用できないという制限はあり)。

新しいツール Qlik Senseが出ていた

早速QlikViewをダウンロードしようとメーカーQlikのホームページを訪れてみると、Qlik Senseという新しいツールがリリースされていることを知りました。

これはQlikViewと同じエンジンを使用しながら、より現場に近いエンドユーザーが直接データ分析を行えるようにUIを作り直したもので、情報システム部門や専門のデータ分析者に頼らない「セルフサービス型」のデータ分析を可能とすることを目指しているようです。

ログファイルを簡単に分析するくらいならこれでも十分そうですし、純粋に新しいツールにも興味がありましたので、このQlik Senseを使ってみることにしました。

こちらにもサーバー版とクライアント版があるようですが、クライアント版であるQlik Sense デスクトップはQlikViewパーソナルエディションと同様、無料で利用することができます。

ただし動作環境がWindowsの64bit版に限られているようで、あいにく今のメインマシンMacBook上のVirtualBoxに入れているWindows 7(32bit版)では動きません。そこで、久しぶりにサブのWindowsマシンに火を入れてそちらにインストールしてみました。

一応ログファイルを読み込んで内容を画面に表示するくらいのところまでは行けましたが、前置きだけでかなり長くなってしまいましたので、一旦この辺りで切ります。

私はQlikViewを使用した経験がありましたのでQlik Senseにもかなり早く慣れてきましたが、未経験の方は最初使い始めるまでにやや苦労すると思います。

しかし一旦使えるようになればExcelよりもはるかに速く柔軟にデータ分析することが可能になりますので、個人レベルで何かデータ分析(例えば株価などの投資情報分析や顧客情報の分析など)をやってみたいという希望がある方は、仕事・私用にかかわらず覚えておいて損は無いツールです(しかも無料)。

興味のある方は一度メーカーのホームページを覗いてみてください。

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