今日も相場はひどい有様でしたね。
日経平均は15,000円を割り込み、ドル円も現在は少し持ち直しましたが一時は110円台まで付けたとか。
今年に入ってからまだ1ヶ月半も経っていませんが、ここまでの激変を予測できた人はほとんどいないでしょう。
総資産が1割減少
私の資産も既にかなりのダメージを受けており、マネーフォワードで確認すると総資産額が去年8月頃のピークと比べると1割近く減少しています。
これも昨日が祝日だったせいでおそらく一昨日の2月10日分までの情報しか反映されておらず、週明けに最新情報が反映されると損失は1割を超えてくると思われます。
さすがに金額にして数百万円が高々1ヶ月半ほどの間に消えていくところを目にしては、心穏やかではいられません。
昨日が祝日で情報が反映されないことにさえ、何でこんなところに祝日を挟むんだと誰も責められないことに対する怒りが湧いてきたりします。
今必要なのは鈍感力?
しかし冷静になって考えてみると、今この状況にあるのは投資をすると決めてポートフォリを組んだ自分の自己責任以外の何物でもありません。
もちろんその一方で相場状況という外部要因もありますが、自分にしろ相場にしろ、怒りや嘆きを向けたところで何の解決にもなりはしません。
むしろ今必要なのは現在の悲観的状況を冷静に受け入れ、それでも悠然と相場の中に立っていられる「鈍感力」とでもいうべきもののような気がします(悲惨な状況に快感を感じる「マゾ力」があると、なお良いのかもしれませんが)。
もちろん人によっては一旦相場から退避するという判断をされる方もおられます。またここをチャンスと捉えて新たな投資に乗り出す方もおられます。人それぞれに置かれた状況や考え方が違いますので、それらもまた1つの選択肢でしょう。
しかし長期分散投資を信条とする自分としてはとりあえず相場の中にとどまり、今まで通り適宜のリバランスや確定拠出年金への積立を続けることを選択したいと思います。
ここを乗り越えてこそ一人前?
思えば去年もギリシャショックやらチャイナショックやら、危機的な状況は色々ありました。しかし今にして思うと、本当の経済危機というのはこんな程度のものじゃないよな、という生ぬるさをどことなく感じていたような気がします。
それに対して今回の状況は、その下落スピートドいい下落幅といい第一級の経済危機の匂いがします。これは自分が明確な意図を持って投資をし始めて以来、初めての体験になりそうです。
ここから更に下落が進むのか近いうちに反発に転ずるのかは予想がつきませんが、この状況を耐え切って相場の中に立ち続けていられた時、初めて自分のことを本当の意味で長期分散投資家と呼べそうな気がします。