Google AdSenseが新しいページ単位広告を公開

今朝Google AdSenseの画面を見てみると、以下のようなメッセージが表示されました。

AdSenseがまた新しいタイプの広告を公開したようですね。

2つのタイプのモバイル専用広告

今回公開されたのはページ単位の広告ということで、今までのページ内に埋め込む広告とは違ったモバイル専用の広告のようです。

これを使用するには、AdSenseの「広告の設定」画面で従来の「広告ユニット」ではなく「ページ単位の広告」の設定を開き、広告を有効にする必要があります。

具体的に使えるようになったのは、上の画面にも表示されています以下の2つの広告です。

• アンカー広告
  画面の下端などに張り付い画面をスクロールに追従してくる、一般にオーバレイ広告と呼ばれるタイプ
• モバイル全画面広告
  サイトのページ読み込みの間に全画面に表示されるタイプ

これらはいずれもページあたりの広告数の制限（3 つ）に含まれないとのことで、広告数を枠一杯まで使っているサイトでも新たに追加することができます。

ページ単位広告の配置

これらの広告を実際にサイトに配置するためには、まず上の設定画面にある「コードを取得」のボタンを押して広告のコードを取得します。

このコードをサイトのheadタグ内(または本文冒頭)に貼り付ければ設置完了です。

私はモバイル向けアドネットワーク nendとADPRESSOの比較で書きましたnendのオーバレイ広告を配置するときにも使用しましたWordPressのプラグインAdd Code To Headを使用してhead部分に埋め込みました。

なおオーバレイ広告を複数出すわけにいきませんので、今まで使っていましたnendのオーバレイ広告の方は停止しました。

ページ単位広告のテスト

このページ単位の広告は良好なパフォーマンスが得られる可能性が高いタイミングでのみ表示されるということで、単純にモバイル機器でサイトを参照しても必ず表示されるわけではないようです。

このため、広告表示をテストするためのプレビュー手段が提供されています。

具体的には、テストしたいサイトのページURLの末尾に「#googleads」を追加して表示すると、広告のフォーマットを選択する画面が出てきますので、そこでテストしたいフォーマットを選択すれば広告がプレビューできます。

ページ単位広告のレポート

広告を追加すればその効果が気になるところです。それについてはAdSenseのパフォーマンス レポート画面で、レポートタイプやフィルタに「広告の動作」を指定すれば確認できます。

具体的には「広告の動作」内の「アンカー広告」と「モバイル全画面広告」が今回の2つの広告に該当します。

私は今日広告を表示し始めたばかりでしたので、今のところこれらを参照しても何も情報は表示されませんでしたが。

収益は上がるか？

自分のスマホでもこれらの広告の実際の表示・動作を確認しましたが、さすがのGoogle謹製ということで

• ユーザーが簡単に広告を非表示にできる
• 一旦非表示にするとしばらくは出てこない

など、ユーザビリティにはかなり気をつかっているようです。

それでもやはり、特にブログの画面遷移時に現れる全画面広告の方はちょっと違和感がある気もします。

とりあえず実験的に両方ともONにして様子を見ていますが、全画面広告については効果次第ではOFFにするかもしれません。

一方アンカー広告の方は、最近はnendの収益が急落していましたのでなんとか頑張ってもらいたいところです。