以前に今度は買ったぞ、Amazon Prime DayでKindle Paperwhite入手などで書きましたKindle Paperwhiteですが、今回の帰省の折に親に手渡そうと事前にセットアップしながら色々といじって遊んでいました。
すると1つ面白いことがわかりました。
3G回線でAmazonが使える
3G回線付きのKindle PaperwhiteはWiFi環境がなくてもクラウドにアクセスできることが最大の特徴ですが、通信料無料というその性格上、アクセスできるコンテンツは非常に制限されています。
ネット上の情報を見ると、3G回線でアクセス可能なのはAmazonのブックストアとユーザーライブラリの同期、Wikipedia、それにKindleと連携しているFacebookとTwitterくらい、というのが定説です。
しかしKindle Paperwhite内臓のブラウザ(体験版)のブックマークを見てみると、真っ先にAmazon.co.jpが登録されています。そこで試しに3G回線でこれにアクセスしてみたところ、なんとAmazonのページが表示されました。
若干レイアウトが崩れているところもありますが、実用上大きな問題はなさそうです。
更にここからAmazonのアカウントサービスのページに行ってログインしてみたところ、そちらも正常に表示されました。
ブラウザの反応が遅いので操作は辛抱強く行う必要がありますが、機能的にはAmazon全般が使えるようです(もちろん動画とか音楽など、ハード的に対応していない部分はダメですが)。
時々エラーになったりするページもありますが、それはアクセスが制限されているためというよりも、ブラウザの処理能力の問題のような気がします。
インターネット回線がなくてもAmazonで買い物
これが何を意味するのかというと、インターネット回線を引いていない家庭でも、3G回線付きKindle PaperwhiteさえあればAmazonで買い物ができるということです。
もちろん他のショップと比較検討するというようなことはできませんが、Amazonさえ使えれば日用品から電化製品まで、かなりのものがそれなりに安い価格で通販出来ます。
これは特に重いものを自力で買いに行けない高齢者世帯が、インターネット回線が使えないために買い物難民化していくのを救済する1つの可能性を秘めているように思われます。
実際うちの実家でも私が帰省した時にここぞとばかりに重い米やら酒類やらの買い出しに付き合わされますが、Amazonさえ利用できれば何でも玄関まで直送してくれるわけですから、そんなタイミングを見計らう必要も無くなります。
当初は電子書籍を読んでもらうことしか考えていませんでしたが、これは色々と夢が広がりそうです。
もっともそのためにはKindle Paperwhiteを使いこなしてもらうという高い第一障壁をまずクリアしてもらう必要があるのですが。