先日書きました1Passwordのサブスクリプションを購入せざるを得ない状況に追い込まれたの件ですが、この記事を書いた時点ではサブスクリプション課金不可避化かと思われました。
しかし思わぬところから回避策が見つかりました。
iPhoneで有償版を買っていた
iOS版1Passwordアプリの設定画面を見ていたところ、Pro版の機能紹介画面で「Purchased」の文字が表示されているのを発見しました。
それで日記を検索して調べてみると、自分でもすっかり忘れていましたが2014年に1,000円でセールされていたときにiOS版1Passwordを購入していたのでした。これが延々引き継がれて現在でも有償版の機能が使えるようです。
そしてサブスクリプション制に踏み切ったとはいえ有償版を買った人を無視するわけにもいかなかったようで、このiOS版1Passwordでは今でもDropBox上にあるVaultのデータに対して項目の追加・修正などの更新処理が問題なく行えることがわかりました。
更新はiOS版で。他は参照専用という運用
ここのことが分かった時点である運用方法を思いつきました。
現状ではもう新しいサービスなどに新規加入することは稀ですので、1Passwordの利用シーンの9割方は参照で更新が必要になるケースは1割以下です。
ならば追加登録や修正などの更新操作は必ずiOS版で行うようにして、他のプラットフォームは参照専用ということで運用できないかと考えたのでした。
iOS版で更新すればそれがDropBox経由で同期され、Xperia Z3やFire HD 8では無料のAndroid版1Passwordアプリで、またInspiron 15 ゲーミングでは旧版の1Password4でその情報を参照することができるはずです。
とりあえず先日作成したサブスクリプション用の1password.comのアカウント設定を各プラットフォームの1Passwordアプリから削除し、DropBox上にあるVaultを参照するように戻して試してみると、今のところうまく動いてくれているように見えます。
ただし、自分は今まで1Passwordの登録項目をタグで分類していましたが、無料のAndroid版1Passwordアプリや旧版の1Password4ではタグが扱えないようですので、少し面倒ですが項目の分類はフォルダで行うよう逐次修正していきます。
若干運用が煩雑になりますが、Evernoteの値上げのときと同様、お金をふんだくられそうになったら多少の手間をかけてもこれに抵抗するのが節約リタイヤーの心意気です。
この方法で行けるとことまで粘ってみて、どうしても耐え切れなくなったらサブスクリプション課金を開始するという方針でいってみようと思います。