私が2013年8月で退職してからしばらくしてサービスが開始され、以来ずっと私のリタイア生活の資産管理の主力を担ってきてくれましたのがマネーフォワードです(家計簿については、別途Microsoft Moneyを利用)。
マネーフォワード無料版改悪
このブログでも資産関連の話題を書くときにはしばしば登場していましたマネーフォワードですが、先月10月の末に突然今まで無料で使えていました機能のいくつかが使えなくなりました。具体的には資産の時系列推移の折れ線グラフ、資産内訳の円グラフ、クレジットカードの利用残高表示などです。
新機能を追加して課金するのならともかく、今まで無料で使えていた機能を削って有料化するという手法にはかなりの違和感を感じざるを得ませんでした。さらにこの変更に関して事前に全く告知が無かったことも、さらなる不信感を高めました。
また有料版の料金が月額500円というのも、個人的にはちょっと手を出しにくい微妙な割高感を感じます。これが半額かせいぜい月額300円程度であれば、今までお世話になってきた恩もありますので課金に踏み切ったかもしれないのですが。
なにしろ先日値上げしたAmazonプライムよりさらに高いのですから、個人的には受けられるサービスの価値と価格の間にギャップを感じざるを得ません。
対応策を検討
というわけで、今のところ課金に踏み切る踏ん切りはつきませんでしたので、無料版のままで今回の改悪に対応する策を検討してみました。
私の場合、資産運用の主力はインデックスファンドで資産内訳の比率は通常それほど大きく動きませんので、資産内訳の円グラフは無くても困りません。またクレジットカードの利用残高も家計簿の方で管理していますので、普段こちらで見ることはほとんどありません。
したがって私の場合の問題は、主に資産の時系列推移のグラフが見られないことです。この点を何とかするために、マネーフォワードの資産時系列推移の一覧表をExcelに取り込んでグラフ化してみることにしました。
といってもやったことは大したことではなくて、マネーフォワードのWeb画面上の時系列推移の表をExcelにコピペし、表中の各値の末尾に付いています「円」の文字を一括置換で取り除いて数値化しただけです。
無料版では1年より前のデータは参照できませんので、とりあえず約1年分を取りこみました。それをExcelのグラフ機能で積み上げ折れ線グラフ化したのが以下です。
マネーフォワードのグラフとはちょっと雰囲気が変わってしまいましたが、ほぼ以前と同様の情報が参照できるようになりました。今後のデータについては、逐次手動で追加していきます。
ただ、1年より前の情報が表示できなくなったのはやや残念です。改悪が告知されていればその直前に最新の全期間のグラフを保存しておいたのですが、それをされたくないために告知しなかったのかと勘ぐってしまいます。
一時的にでも課金すれば以前の情報を取り出すこともできますが、一旦課金してしまうと初期ユーザーの持っています無料でも口座数無制限で利用できる特典がどうなってしまうのかわかりませんでしたので、踏み切れませんでした。
まあマネーフォワードの資産残高の情報は月に1回はEvernoteに保存していますので、昔のデータを振り返りたいときにはそちらを参照するとします。
そして自らExcel上にデータを持ったことにより、より自由にグラフ化などしてデータ分析ができるようになったのは新たなメリットです。たとえば上記の積み上げグラフでは個々の資産残高の推移は見えにくいですが、資産毎にグラフ化すればそれも一目で把握できるようになります。
やはり今後の更なる改悪や最悪の場合のサービス終了に備えるためにも、クラウドサービス上のデータはある程度自前でバックアップを取っておくのが重要ですね。
マネーフォワードミイを利用しています。最近暗証番号を入力しないと開かない。
なぜでしょうか? だぶって請求金額が出ました。