前回の大山登山で己の限界が見えたで書きましたように、今回の大山登山旅行については結果的に登頂には成功したものの、その内容については色々と課題を残すものとなりました。
3日かけて行って登って帰ってきただけ
改めて行程を振り返ってみますと、まず1日目は大山寺町まで移動するだけでほとんどの時間を費やしてしまい、途中の楽しみはほぼありませんでした。あえて挙げれば目ぼしい出来事は途中の蒜山高原でB級グルメの蒜山焼きそばを食べたことくらいです。
そして1泊目の夜はちょっと蒸し暑い大山寺の駐車場で車中泊となりました。窓を開けていたのとバッテリー式の扇風機を持っていったおかげで寝られないことはありませんでしたが、それでも移動の疲れを十分に癒せたとは言えないでしょう。
2日目は前回の記事で書きましたように、ひたすら登山で終わりました。当初の目論見では早朝から登れば下山後も時間があるはずなので、後から大山寺界隈などを巡ってみようなどと甘いことを考えていました。しかし結果的には下山するだけで疲労困憊、急遽予約したリゾートホテルに転がり込むだけで精いっぱいでした。
3日目は時間的には少し余裕があったものの、前日の登山で足に強烈な筋肉痛が発生し、あまりアクティブに動く気にはなれませんでした。
結果として再び大山寺町に寄って少しお土産の買い物をし、あとは大山をぐるりと取り囲む大山環状道路の今まで通ったことがなかった北側を走った後は、ひたすら高速道路を走って帰ってきました。
もう少し過程や周辺に目を向けた方が旅は楽しめそう
以上のように私が旅の計画を立てますと、1つのメイン目的だけに集中しすぎて途中での楽しみというものをないがしろにしがちです。またお金と時間の節約のために車中泊を選ぶなど、コスト的にも切り詰めたものになりがちでした。
しかし今回を振り返ってみますと、数十年ぶりの訪問であったにもかかわらず大山寺周辺の見学はほぼできませんでした。また後から気が付きましたが、観光案内所にはレンタルバイクなどもあり、これで足を延ばせば周辺に見て回る場所も色々あったようです。
また2日目に停まりましたリゾートホテルについても、日が高いうちから飲み物やお菓子が楽しめ、そして夜にはアルコール類も自由に飲めるラウンジがあったり、露天風呂やサウナも含む数種類の温泉などもあったようです。しかし実際に使ったのは最低限のものだけでした。
以上のことから自分の年齢などもふえて考えますと、これからは単一目的のためのゴリゴリの貧乏旅行よりも、もう少し時間とコストに余裕を持たせ、移動の過程や宿泊地の周辺もゆったり楽しめる旅を目指した方が、トータルとしての満足度は上がりそうです。
そういう旅であれば、高齢の母親もまだ連れていけるかもしれませんしね。今回の旅を教訓として、またそういう旅行の計画も練ってみたいと思います。