8月頭の大山登山でヘロヘロになって以来、ドライブの方からも足が遠のいていましたが、やっと暑さも少し和らいできましたので久しぶりにドライブに出てみました。
造山古墳
今回行きましたのは岡山市北部の吉備路と呼ばれるエリアで、主な見どころは古墳と国分寺です。前に行きました吉備津神社から少し西に向かったあたりです。
まず向かいましたのは造山古墳(つくりやまこふん)という、この地域で最大の前方後円墳です。近くに造山古墳ビジターセンターという建物があり、そこに駐車できます。
そこからは徒歩で民家や畑の間の細い道を通って古墳に近づいていきます。
前方の青い丘の部分がすでに古墳で、かなり巨大なことが伺えます。
古墳の斜面の急な石段を登っていくと、荒神社という小さな神社がありました。場所は前方後円墳の「前方」の部分の端あたりです。
境内に大きな石棺が置いてありました。
ここには説明書きがありませんでしたのではっきりしませんが、多分古墳から出土したものなのでしょう。
そこから古墳を縦断する形で前方後円墳の「後円」の部分に向かいます。後円部分はさらに高くなっていますので階段を登っていくと、上部はこんな草原になっていました。
高さがありますので、下はかなり遠方まで見渡せました。
造山古墳の周辺には陪塚と呼ばれる小さな古墳(おそらく主墳の埋葬者の親族や有力な従者の墓)が6個もありますので、この後はそちらも適当に回ってみました。
現状は植物の生い茂った小山という感じになっているところが多かったですが、第五古墳の千足古墳だけがこんな感じで手すり付きの階段もあり、やけにきれいに整備されていました。
千足古墳の横っ腹には内部を見学するための小さな入口も設けられていますが、肝心の中の石室は上部の裂け目からちょろっと見下ろすような感じで、あまりよくわかりませんでした。
備中国分寺
次に向かいましたのが備中国分寺です。造山古墳から近く、車で15分くらいで到着です。
そばにあります吉備路もてなしの館というところに車を停めましたが、建物自体は残念ながら定休日でした。
ここの前から見えます国分寺の遠景は、観光案内などでよく見かける風景です。
境内に入ってみますと、本堂も立派です。
前に行きました両宮山古墳近くの備前国分寺跡地は建物が残っていなくて完全な遺構でしたが、こちらはお寺としてまだ現役なのですね。
そして国分寺と言えば五重塔です。岡山県内に現存する唯一の五重塔だそうですが、美しいですね。
国分寺見学後、吉備路もてなしの館 駐車場の車内で、またカレーメシとノンアルビールで昼食にしました。
農マル園芸 吉備路農園
この後は国分寺近くにありました観光農園 農マル園芸 吉備路農園に寄り、実家向けに梨をお土産に買って帰ってきました。
当日は日が照るとまだまだ暑い状況でしたが、木陰などでは風に少し秋の気配も感じられました。比較的短距離のお手軽ドライブでしたが、リフレッシュすることができました。