今日、とうとう日本円での金価格が1g 2万円を突破したみたいですね。
金1g 2万円の時代
私が純金積立しています田中貴金属のホームページも確認してみますと、確かに小売価格が2万円を超えていました(買取価格はまだ2万円の少し下ですが)。
ここで改めてマネーフォワードの履歴より純金積立の資産残高の推移を確認してみますと、以下のようになっていました。
マネーフォワードの履歴を記録し始めた2018年ころ(グラフの左端)からじりじり上がってはいましたが、最近さらに上昇が加速しています。特に2023年以降はゴールド連動型ファンドに移行するために純金積立を毎月5万円ずつ取り崩しているにもかかわらずこの勢いです。
2018年と2025年現在の資産価値を比較しますと、約3倍となっています。
思えば純金積立はまだ勤めていたころに興味本位で毎月3千円ずつの積立を始め、仕事を辞めた後はただ口座の維持だけを目的として積立額を最低限の毎月千円にまで縮小していましたが、結果的には知らぬうちのそれなりの資産規模に育っていました。
ポートフォリオに組み込むことを考える
金については保持していても配当などを産まないことから投資を敬遠する人も居ますが、ここ数年の動きを見ている限りではキャピタルゲインだけを考えても十分投資する価値はありましたね。
現在は私の投資ポートフォリオの構成要素である国内外株式、海外債券、国内外REITなどの各クラスに匹敵するくらいの規模に迫りつつあります。
金についてはゴールド連動型ファンドに移行が済んだ後は折をみて適宜売却し、老後の生活資金の足しにしようかと考えていましたが、ここまでくるとポートフォリオの1要素として組み込んだ方が有効に活用できる気がしてきました。
金は株式などとの相関性が低いという点でポートフォリオの資産価値の変動を抑える効果もありそうですので、その方向で考えようと思います。
もっともここまで金価格が急激に上がっている要因としては、米トランプ大統領の過激な政策で米ドルや米債券への信認が揺らぎ、その代替物として各国の中央銀行などが金を買い集めているという状況もあるようですので、トランプ後まで見据えるとこの勢いが続く保証はありません。
したがって過剰な追加投資などは考えず、あくまでもポートフォリオの一要素と捉え、上がれば減らす、下がれば買い足すというリバランスの一環として扱っていきたいと思います(もちろん現金が必要となれば、バランスを取りつつ売却することも検討します)。