先日楽天グループ株主優待SIMの今後の対応を考えるで書きました楽天グループの株主優待SIMですが、やはり今年も優待クロスで狙ってみることにしました。
優待クロスで1年継続利用できるかも?
正直言いまして、前回の記事を書きました時点では今回の優待クロスによる優待SIMの取得はほぼ諦め、代替策の検討の方に意識が行っていました。
それは前の記事でも書きましたように年末に株式を持っているだけでは優待SIMを6か月間しか利用でず、引き続き利用するには6月末時点でも同一株主番号で楽天グループ株を保持していなければならない、という制約が追加されためです。
素直に考えますと、この制約をクリアするには100株を購入してずっと保持し続ける必要がありそうです。しかし株価の変動を考えますと、継続保持では得られるメリットに対してコストが過剰になる可能性があり、購入はためらわれました。
ところが前の記事へのコメントで、この問題を回避できるかもしれない案が提示されました。それは端株で1株だけを継続保有し、それに加えて年末と6月末に優待クロスを行うというものです。
確かにこれなら論理的には同一株主番号を維持しつつ優待クロスができそうです。楽天が手間とコストをかけて入念にチェックすればこの対策はばれそうですが、うまくいく可能性もかなりありそうです。
もしうまくいかなくても少なくとも6か月は優待SIMが利用できることを考えあわせ、結局今回も優待クロスに挑戦してみることにしました。
SBI証券で優待クロスしようとしたが
去年はauカブコム証券(現 三菱UFJ eスマート証券)で優待クロスを行いましたが、SBI証券とSBI新生銀行 ハイパー預金の組み合わせの使い勝手が良いこともあり、今年はSBI証券を使おうと考えました。
まずはSBI証券のS株で楽天グループ株を1株だけ購入し、それからおもむろに優待クロスの現物買い・信用売りの注文を出そうとしました。
ところが今年の証券口座乗っ取り騒動の影響でしょうが、しばらく利用が無かったということで信用口座の取引が勝手に停止されていました。再開するには電話で依頼しろとのこと。
そしてこの時の電話番号がまた曲者で、フリーダイアルは固定電話からしか掛けられません。携帯電話から掛けられるのは20秒10円もとられるナビダイアルのみです。固定電話は持っていませんので公衆電話から掛けてみましたが、番号が通知されないということでこれも拒否されました。
やむなく有料覚悟で携帯電話からナビダイアルに掛けましたが、最初の自動音声のやり取りで2分近くかかったあげく、回線が混雑しているといって勝手に切られました。
2分で60円、これを何回繰り返せば繋がるだろうと考えるとやる気が一気に失せ、SBI証券の利用を諦めました。
そして今年の権利付最終日である今日、去年と同じ三菱UFJ eスマート証券でどうにか優待クロスの売買を行うことができました。
去年と異なるのはプチ株でも1株を購入したことです。SBI証券のS株の1株を保持していれば名寄せされて同一株主番号で管理されそうですが、念のため三菱UFJ eスマート証券の方でも1株購入したのでした。
想定外だったのは、三菱UFJ eスマート証券ではプチ株の売買で手数料を取られたことです。まあ1株であれば50円程度ですので誤差みたいなものですが、余計にSBI証券への恨みが強くなりましたw
というわけで、週明けに信用売り解消の手続きをすればとりあえず6か月間の利用権は確保できそうです。あとは6月末に再度優待クロスをかけて継続利用が認められるかどうかですが、こればかりはやってみないとわかりません。