昨日500MBまで無料で使える0SIM by So-netを入手で書きました0SIMですが、その後も色々いじりながら今後の使い方を考えていました。
iPhone単体だとSIMの切り替えが難しい
とりあえず帰省が目前に迫っていますので、今まで使っていたmineoのSIMとの切り替え手順を試行していたのですが、iPhone単体で行おうとすると一筋縄ではいかないことがわかりました。
というのもiOSではSIMを使用するためのAPNを設定するのにAPN構成プロファイルのインストールという手段を取りますが、これは同時には1種類しかインストールできないためです。
つまりmineoのSIMと0SIMを入れ替えるたびにAPN構成プロファイルをインストールし直さなければなりません。
APN構成プロファイルは通常、SIM提供元のホームページなどからダウンロードしてインストールできますので、WiFiが使える環境ならちょっとした手間のみで大きな問題はありません。
ところがiPhone単体でこれを行おうとすると話が違ってきます。新しいAPN構成プロファイルをインストールするためには既存のものを削除しなければなりませんが、削除した途端にSIMでの通信ができなくなってしまうのです。
こうなりますとSIM提供元のホームページにもアクセスできなくなり、新しいAPN構成プロファイルがインストールできなくて抜き差しならない状態になってしまいます。
あらかじめダウンロードしておけばどうか?
通信できないならばAPN構成プロファイルのファイルをあらかじめダウンロードしておき、それを使用すればいいのではないかと考えました。
しかしiOSではAndroidのように自由にシステム内にファイルを置くことができません。
そこでAPN構成プロファイルのファイルをEvernote内のノートに貼り付け、これを使用するという方法を考えました。
しかしiOSのEvernoteアプリ上でノートに貼り付けられたAPN構成プロファイルのファイルをタップしても、内容が表示されるのみでインストールは実行されませんでした。
同様にして、オンラインストーレジのDropBoxやOneDrive(いずれもオフラインでファイルにアクセス可能とするオプションがあります)にファイルを格納しておいてそれを使用する方法も試しましたが、こちらもファイルをタップしても内容が表示されるだけでした。
メールの添付ファイルならインストールできた
何か手はないかとネットを検索してみたところ、プロファイルのファイルをメールに添付してiPhoneに送信し、それを利用すればインストールできたという情報を見つけました。
試しにGMailでAPN構成プロファイルのファイルを添付したメールを作成し、自分宛に送信してそれをiOSの標準メーラーで参照したところ、確かにその添付ファイルからプロファイルをインストールすることができました(オフライン状態でも)。
ただしオフラインでメールが参照できるのはおそらくデータがキャッシュされているからですので、オフライン状態になってから何かの拍子でキャッシュがクリアされてしまうとアウトです。
したがってプロファイルを削除して通信不能になる直前に、一度目的のメールを読み込んでおくなどの手順を踏んだ方が安全そうです。
というわけで、とりあえずWiFiの無い環境でもiPhone単体でSIMが切り替えられるようにはなりました。
しかしかなりトリッキーな手順ですし、SIM自体の入れ替えの手間もありますので、頻繁に切り替えるのは実用上厳しそうです。
今回入手しました0SIM by So-netをメインとして完全に移行するか、mineoなどと併用してサブとして利用するのかはまだ決めていませんが、併用するなら各々が使える端末を1台ずつ用意するのが現実的と言えそうです。