Googleからの検索アクセス激減に改善の兆し

先日Googleからの検索アクセス激減、その調査と対策で、平行して書いているブログ廉本採集へのGoogle検索からの流入数が激減していることを書きました。

今日は、この件のその後の経過に関するお話です。

30日では回復しなかった

前回の記事の結論は、Googleから何らかのペナルティを受けている場合、30日あるいは90日で回復したという例がありますので、とりあえず30日待ってみるというものでした。

そして1月10日から30日後の2月10日(厳密には2月9日)を過ぎましたが、残念ながらめぼしい変化はなく、アクセスは低迷したままでした。

何か他に打つ手がないか?

そうなると、次のポイントは60日後(最初の1月10日から90日後)ですが、これはあまりに長い待ち時間です。あと2ヶ月、ほとんど誰にも読まれないブログを更新し続ける気力が続きそうにありませんでしたので、他に何か打てる手がないか考えてみました。

30日で回復しませんでしたのでGoogleのペナルティではないと仮定すると(90日の可能性は残っていますが)、あとは単純にブログの内容がGoogleの検索エンジンから評価されなくなった、というある意味最悪の予想くらいしか思いつきません。

そこで、Googleのサイト作成に関するガイドライン

ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)

を改めて参照してみると、使用が禁止されている手法として以下のようなものが挙げられていました。

  • 自動生成されたコンテンツ
  • リンク プログラムに参加すること
  • クローキング
  • 不正なリダイレクト
  • 隠しテキストや隠しリンク
  • 誘導ページ
  • 無断で複製されたコンテンツ
  • 十分な付加価値のないアフィリエイト サイト
  • コンテンツに関係のないキーワードをページに詰め込むこと
  • フィッシングや、ウイルス、トロイの木馬、その他のマルウェアのインストールといった悪意のある動作を伴うページを作成すること
  • リッチ スニペット マークアップを悪用すること
  • 自動化されたクエリを Google に送信すること

このうち、自分のブログに該当する可能性があるものを考えると「十分な付加価値のないアフィリエイト サイト」くらいしかありませんでした。そこで、更にこれに関する説明のページアフィリエイト プログラムを読んでみると、以下のような記述がありました。

内容の薄いアフィリエイト サイトの例としては、次のようなものが挙げられます:
商品アフィリエイト リンクを含むページで、商品の説明とレビューを元の販売者から直接コピーし、独自のコンテンツや付加価値を加えることなくそのまま掲載しているもの。

引用文を削る対策

さすがに独自のコンテンツがゼロのページは無いのですが、元々が電子書籍の紹介ブログなので、ほぼ毎回Amazonなど販売サイトの内容説明文を引用していました。

元のサイトに書いてある内容説明は全部見えたほうがわかりやすいだろうと考えて原則全文引用していましたが、改めて確認してみると自分が書いた文章よりも引用文の方が長いようなページも結構あります。

しかし、既に140個以上書いているブログ記事にいちいち文章を追記していくという作業はとてもできません。そこで、とりあえず「引用文の分量を減らす」という対策を行ってみることにしました。具体的には、引用文の長さを自分の書いた文章の半分以下にするという方針でやってみました。

また念のため、更新したページについてはGoogleウェブマスターツールのクロール→Fetch as GoogleでURLを指定してページを取得し、「インデックスに送信」を押して再インデキシングをリクエストしました。

対策の結果は?

以下は、Googleウェブマスターツールで表示される検索クエリの状態の去年末からのグラフです。引用文を削る対策は2月13日・14日の2日かけて行いました。

NewImage

グラフを見ると、1月10日以降、激減していた検索クエリの表示数が、2月13日・14日以降は以前とほぼ同等かそれ以上のレベルに回復してきていることがわかります(日によってかなりブレがありますが)。

この回復が一時的なものではなくて今後も続くのかどうかはもう少し様子を見ないといけませんが、対策で何らかの変化を引き出せたことは確かだと思いますので、とりあえずご報告させていただきます。

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