先日、Stinger3→Simplicityへのテーマ変更で設定した項目などで書きましたように、懸案だったWordPressテーマのSimplicityへの切り替えおよび子テーマ化が終わり、ブログをカスタマイズするための下準備ができました。
今後、いじってみたかった部分を徐々に変えていくつもりですが、その第一弾として、手軽にできそうなAdSenseのカスム検索エンジンを使用したブログ内検索ボックスを導入してみました(右側サイドバーの新着エントリーの上の部分)。
AdSenseのカスム検索エンジンを使用したブログ内検索ボックス
これは、WordPressやそのテーマが標準で提供している検索ボックスの替わりに、Google AdSenseが提供するカスタム検索エンジンを使用した検索ボックスを設置して、自ブログ内の検索を可能とするものです。
標準の検索ボックスでブログを検索すると、以下のように通常のブログのトップページと同じような形式で検索結果の記事が表示されます。
一方、AdSenseのカスム検索エンジンによる検索ボックスを使用した場合には、以下のようにGoogle検索結果と同じような形式で検索結果が表示されます。また検索結果の上部および右側にAdSense広告が表示されるのも特徴です。
ブログ読者側のメリットとしては、Google検索と同じように独自のアルゴリズムによる記事の優先順位付けが行われることや、検索キーワードにヒットした付近の記事内容が表示されることなどがあります。
ブログ作成者側のメリットは、検索結果に表示された広告がクリックされれば報酬が発生するという点があります。
設置方法
カスタム検索エンジンのコード取得
AdSenseのカスム検索エンジンを使用したブログ内検索ボックスを設置するには、まずAdSense内で新しいカスタム検索エンジンを定義します。
カスタム検索エンジンの定義は、Google AdSense画面の「広告の設定」タブのサイドバーより、「検索」→「カスタム検索エンジン」を選択することで行います。
ここで「広告の設定」タブのサイドバーに「検索」が表示されない場合には、同じサイドバー内の「その他のプロダクト」より「検索向けAdSenseに申し込む」というボタンを押して下さい。
新規のカスタム検索エンジンを定義するには、画面上部の「新しいカスタム検索エンジン」というボタンを押します。
すると、以下のような定義画面になりますので「名前」「検索の対象」「国または地域」「サイトの言語」「エンコード」などを設定します。
ブログ内検索の場合には「検索の対象」が肝で、ここで「選択するサイトのみ」を選び、その下の「検索するウェブサイトを指定します」の欄に自ブログのホームのURLを入力します。
更に下に「カスタムチャネル」「検索ボックスのスタイル」「広告スタイル」「検索結果」などのオプションもありますが、とりあえず動かすだけならここはデフォルトのままでいいでしょう。
気になる方は色々と設定を変えて動きを確認してみてください。自分は広告スタイル(=検索結果のスタイルも兼ねる)の部分だけ少しいじりました。
デフォルトでは、検索結果は検索元のページを置き換える形でGoogle検索の結果に近いスタイルで表示されます。
設定が終わったら、一番下の「保存してコードを取得」のボタンを押して検索ボックスのコードを取得します。
検索ボックスの設置
検索ボックスのコードが取得できたら、それをWordPress上に設置します。
具体的には、WordPressのウィジェット管理画面で検索ボックスを設置したい位置にテキストウィジェットを挿入し、その中に検索ボックスのコードを貼り付けます。
Simplicityを導入した時、検索ボックスが標準で表示されないのはなぜかと思っていたのですが、多分こういうカスタマイズをする場合を想定してなんですね。
検索ボックスの収益性について
検索ボックスを設置してから24時間以上が経過していますが、AdSenseのレポートを見る限りでは、収益はおろかクリックされた痕跡さえありません。
収益性という点ではあまり期待できそうにありませんが、Google検索と同じ検索エンジンが使えるのは読者側のメリットになる部分もあると思いますので、とりあえずこのままでいきます。
自分が使い分けるために、念のためフッター部分にこそっと標準の検索ボックスも置いていたりしますが。