昨日のアンケート回答はPCよりもFire HD 8の方が快適だったでも少し書きましたが、最近Fire HD 8の使用範囲が少しずつ広がってきています。
それにつれて、Fire HD 8の非力さが目につく場面がだんだん増えてきました。
問題の根源はメモリ不足
私が現在、Fire HD 8で日常的に使用しているアプリは以下のものくらいです。
最近のスマホならこれくらいのアプリの平行使用は余裕でこなしますが、Fire HD 8の場合はこれらを平行して使っていると、だんだんアプリの起動や切り替えに時間がかかるようになってきます。
アプリ起動本数が少ない時にはこの問題はほぼ起きませんので、おそらくCPUの処理能力の問題というよりも、1.5GBというメモリ搭載量の少なさが根本原因と思われます。
それでもFire HD 8前モデルの1GBよりは増強されているのですが、最近のスマホなら少なくとも2GBはメモリが搭載されていますしね。
このあたりはやはりAmazonコンテンツの利用に照準を絞ってコストパフォーマンスがチューニングされたFireタブレットの弱点と言えそうです。
メモリ不足の対処方法
とはいえ、せっかく買ったFire HD 8です。Amazon専用マシンにしておくのはもったいないので、いくつか対処法を試してみました。
アプリを使い終わったらすぐに終了させる
原始的ですが、アプリを使い終わったらすぐに画面右下のタスク切り替えボタンを押し、そのアプリのタスクを終了させるという方法です。
メモリに余裕があればアプリの起動はかなり速いので、起動したままのアプリを放置して切り替えで時間を取られるくらいなら、こちらの方がスピーディなのです。
まあメーラーとブラウザとか平行して使いたい場合もあるでしょうから多少は平行起動させておくとしても、その本数を2〜3本程度に抑えておけば性能劣化の問題はほぼ起きません。
聞いていると面倒そうに思えるかもしれませんが、アプリを使い終わった後にホームボタンを押すかタスク切り替えボタンを押してアプリを終了させるか、くらいの違いですので慣れるとほぼ無意識にできるようになります。
何も道具立てを使わずに対処するとしたらこの手です。
ハイパーメモリクリーナーを使う
アプリで「メモリークリーナー」とか「メモリブースター」と呼ばれる類のものがあります。
システム中で使われているメモリーを解放して動作をサクサクにするというのが謳い文句のアプリで、Amazonのアプリストアーでも何本か該当するものが見つかります。
それらをいくつか試してみましたが、ほとんどのものはFire HD 8上では解放処理を実行してもメモリが数MB程度しか解放されず、効果がほとんど実感できませんでした。
そんな中で唯一効果が実感できたのがハイパーメモリクリーナーというアプリです。
こちらの場合は解放処理を実行するとごっそりと数百MB単位でメモリーが解放されますので、明らかに実行後のアプリ起動や切り替えが速くなります。
まあその後使っていると、またみるみるうちに空き容量が減っていきますが、そこはFire HD 8のメモリ搭載量の絶対的不足が根本原因ですのでやむを得ません。
しかしメモリ解放に要する時間は数秒と動作がスビーディですので、使い勝手は良いです。
というわけで、私はこのアプリを愛用させてもらうことにしました。通常はFire HD 8を一通り使い終わって電源を切る前にこれを呼び出して「GO CLEAN」ボタンをポチッと押しておきます。
それでもアプリ使用中に遅くなってしまった時には、使用途中でもこれを呼び出して利用します。
これで先に書きました手動でアプリを終了させる方法よりは、かなり使い勝手が良くなりました。