アフィリエイト報酬の記帳チェックには補助元帳が便利

いよいよ確定申告のシーズンが始まりましたね。

先日記帳指導講習会の最終チェッククリア。確定申告準備完了で書きましたように、私は記帳内容のチェックも終了し、あとはほぼe-Taxで提出するだけの状況になっています。

今日はその記帳内容チェックをしていた段階で気がつきました、MFクラウド確定申告の使い方について書いてみます(多分他の会計ソフトでも応用可能)。

アフィリエイト報酬の記帳方法

私が確定申告する事業所得の大半は、ASP(Affiliate Service Provider)を使って稼いだアフィリエイト報酬です。

私の場合はGoogle AdSense、もしもアフィリエイトバリューコマース、A8.net、忍者AdMax、i-mobileなどを利用しています。

今年申告分から青色申告する予定ですので、アフィリエイト報酬の記帳についても発生主義に従い、報酬額が確定した時点(月末が多い)に

  • 借方:売掛金 貸方:売上高

を記帳し、実際に報酬が振り込まれた段階で

  • 借方:普通預金 貸方:売掛金

を記帳するという2段階の仕訳をしています。

複数のASPを利用している場合には、勘定科目の売上高と売掛金にASP名の補助科目を設定し、どのASPに関する仕訳かわかるようにする場合が多いでしょう。

特定ASPからの報酬の記帳内容をチェックするには

さてアフィリエイト報酬の記帳内容をチェックする場合ですが、仕訳帳上には各ASPに関する仕訳項目が入り乱れていることになります。

MFクラウド確定申告の仕訳帳には検索機能もありますが、特定ASPに関する記帳内容をチェックするために上で書きました「借方:売掛金 貸方:売上高」と「借方:普通預金 貸方:売掛金」の2種類の仕訳項目をまとめて検索するのは案外難しいです。

そういう時に便利なのが、会計帳簿の中にあります補助元帳です。これを使いますと特定の勘定科目・補助科目に関する仕訳項目をまとめて絞り込むことができるのです。

したがって、上記の2種類の仕訳の両方に含まれています売掛金に注目し、「勘定科目:売掛金、補助科目:ASP名」という条件で検索すると、以下のように特定ASPに関する仕訳項目を時系列でまとめて見ることができます。

さらに売掛金の残高の推移も計算してくれますので、記帳項目が漏れていないかとか、売上高と実際の振込額が一致しているか、なども簡単にチェックできます。

簿記をちゃんと勉強しないまま力技で会計ソフトを使っていると、生成できる会計帳簿にはあまり興味が湧かなかったりしますが、元々は必要性があって生まれた帳簿たちのはずです。

使えるものはうまく活用し、スマートに記帳・確定申告を進めたいですね。

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