まさか自分が介護本を読み漁ることになろうとはやAmazonで注文していた中古の介護本到着で介護本のことを書いてきましたが、本日3冊目の介護本を読み終えました。
最近活字の本を読み進むのがめっきり遅くなったと思っていましたが、必要に迫られれば読めるものですね。
親の介護をする前に読む本
3冊目に読んだのはこちらです。
こちらは今日までスーパーセールをやっていました楽天のKoboで購入した電子書籍版です。
本当は今日のスーパーセール最終日まで粘ってスーパースロットで稼いだ期間限定ポイントを全て投入したかったのですが、スーパーセールの前半でやっていました40%OFFセールの対象になっていましたので、数日前に購入しました。
結果として購入代金は486円で済み、支払いは全て楽天ポイント(一部スーパースロットのポイントを含む)で済ませました。
3冊目にして初の電子書籍の介護本でしたので、私はFire HD 8にインストールしたKoboアプリで読みました。
文字の大きさを自由に調整できる点、好きな箇所にライン引きや書き込みができる点、バックライトがあるので薄暗いところでも読める点などから、やはり私には電子書籍のほうが読みやすいですね。
第6章の介護施設の見分け方が秀逸
内容的には第1~4章までが介護を始める時に必要となる基礎知識です。こちらは介護施設の種類や介護保険の使い方、介護にかかる費用の目安など一般的なことが書かれています。これらは今までに読んだ介護本とかなりダブっていました。
ただ実際にかかる費用などが事例を踏まえてかなり具体的に示されているのは参考になりました。
第5~6章は介護施設利用に関する参考事例と良心的な施設の見分け方です。前半はかなりひどい施設の事例が列挙されていて、読んでいて萎えます。
しかし後半は施設の設備・備品や介護の仕方などから良心的な施設の見分ける方法が具体的に示されています。これらは今まで読んだ介護本には無かった内容で、今後介護施設を探す段階が来たら非常に参考になりそうです。
第7~8章は高齢者医療と認知症医療について、第9章は終末期医療についてです。
ここでは「病気よりも病気への対応に伴うベッド生活のほうが悪影響を与える」と指摘されているのが斬新でした。父はがんですのでいずれ病院のお世話になる可能性もありますが、病院にお任せしておけば安心というわけでもなさそうですね。
また、点滴は水分の補給であって1本の栄養価は缶ジュース1本程度しかなく、点滴をしても延命はできないという指摘も眼からウロコでした。このため、終末期の患者は過度の点滴をしない方が体に水が貯まらず、楽に最期を迎えられるそうです。
実はうちの父親もかかりつけ医に定期的に点滴をしてもらっています。父の場合はまだ終末期ではありませんので今は必要なのかもしれませんが、いつまで続けるかは判断しなければならない時がくるのかもしれません。
というわけで3冊目の介護本を読み終わり、基礎的な知識はかなりついてきました。ただ文庫・新書などの読みやすい本ばかりに手を出してしまいましたので、体系的な知識の整理がやや不足している感じもします。
したがって最後にもう1冊、介護分野全体を網羅するようなハンドブック的なものも1冊読んでみようかと思います。