昨年12月頭に父親が旅立っていきましたを書きまして以来続いていました父の死去に関わる行事ですが、とうとう一つの区切りとなります四十九日がやってきました。
四十九日の流れ
四十九日当日の流れですが、大きく分けるとお寺での法要、納骨、法要後の会食の三段階となりました。
お寺での法要
四十九日の法要をやる場所はお寺、葬儀会場、自宅など色々なパターンがあるようですが、うちの場合は檀家になっていますお寺の本堂で行うことになりました。
参加者は親しい親族10名ほどに加えてお寺の信者さん数名が参加してくださった程度で、葬儀の時に比べれば小規模な集まりになりました。
会場がお寺でしたのでそれほど大げさな準備は必要ありませんでしたが、その分葬儀の時の葬儀会社の人のように世話を焼いてくれる人がいませんので、お供えやお花をどう供えるのかとか来客者向けのお茶の準備など、始まるまでが結構トタバタしました。
しかし一旦式が始まってしまうと後は読経、焼香、再び読経、住職様の講和と流れるように進み、小一時間ほどであっさり終了しました。
法要の前後で喪主として挨拶をさせられるのかとドキドキしていましたが、お寺の作法に従って淡々と進行するだけで特にそのような機会はありませんでした。
納骨
法要の後は納骨です。お墓がある場合はそこまで出向いて納骨することになると思いますが、今回は同じお寺内にある納骨堂を借りましたので、部屋を少し移動する程度で済みました。
ここでも何か納骨の儀式のようなものがあるのかと思ったら、納骨用のロッカーのような場所に住職様が骨壺を納めるだけであっさり終了しました。まあこのあたりは宗旨によっていろいろ流儀があるのかもしれませんが。
ちなみに納骨堂を借りるために既に15万円ほどお支払いしていましたが(維持費は別途年間数千円程度)、住職が熱心にお寺に通っていた父のために少し良い場所を確保してくれたらしく、もう5万円ほど追加で納めることになりました。
特にこちらから希望したわけではありませんが、せっかくのお気持ちですし母親も払う気になっていますので有り難くお受けしました(お墓を買うことを思えば誤差の範囲ですし)。
会食
そして四十九日の最期を締めますのが親族との会食です。
こちらもお寺や葬儀場のスペースを借りてやる方法や別の飲食店に移動する方法など色々なパターンがあるようですが、今回はお寺の近くの比較的大きな料理店を予約しました。
さすがにここでは喪主が最初と最後に挨拶をしないと格好がつきませんので、ネットで調べて暗記していましたセリフを呪文のように唱えてどうにか乗り切りました。
食事中はさすがに派手に談笑するわけにもいかず、少し小声で話などしながら黙々と食べる感じで何かちょっと重苦しい雰囲気でしたが。
そうこうしているうちに時間も過ぎ、後は準備していました粗供養の品と各自が持ち寄ってくれましたお供えのお菓子などを分けてお渡しし、お開きです。
法要開始からここまで4時間ほどかかりましたが、終わってみればあっという間でした。
というわけで父親関係の儀式もやっと一段落です。しかし話を良く聞いてみると次は百か日忌の法要というのをまたお寺でするらしく、これが3月とすぐやって来そうです。
また相続関係の手続きもこれからですし、遺品の整理もまだ残っていますしで、まだまだ当面全て終わってスッキリという気分にはさせてくれそうにありません。