10月からの消費税増税と合わせて国主導で始まったキャッシュレス・消費者還元事業ですが、事前の準備や根回しが不十分なこともあってお店・消費者ともまだ混乱しているようですね。
しばらくは様子見
なにしろ小売店が対応すればいいだけならともかく、そこに決済業者とうもう一つの営利企業が絡むことにより、事態がかなり複雑化しています。
また適応対象が資本金5,000万円以下の中小規模業者に限りますので、普段使うことが多い大規模チェーンスーパーなどでは使えないのがさらに使い勝手を悪くしています。
私の場合は近所でよく使う大規模スーパーが全てQUICPay対応したこともあり、今のところはJCBがスマホ決済の20%キャッシュバックキャンペーン開始で書きましたJCBカード+QUICPayの20%還元を主に使って買い物しています。
この20%還元キャンペーンの期間が終わるか還元枠を使い切るまでは、とりあえずキャッシュレス還元事業の方はほぼ様子見状態です。
業務スーパー(互換)スーパーの変化
そんな今一つ影が薄いキャッシュレス・消費者還元事業ですが、全くメリットが無いかというとそうでもなく、思わぬところに恩恵が現れていました。
それはうちの場合で言うと、近所の業務スーパー商品を扱う格安スーパーに関してです。
こちらのスーパーは業務スーパーそのものではないのですが、業務スーパーの商品も扱っていて安さは元々かなりのものです。ただ今までは決済手段が現金と店オリジナルの電子マネーしかなく、この点でちょっと手が出しにくい雰囲気がありました。
ところが先日久しぶりに覗いてみると、キャッシュレス還元事業の5%還元対象になると同時に、なんとVISA・Masterのクレジットカード対応を果たしていました。従来は絶対に余計な手数料のかかる決済方法は採用しない感じでしたが、これもキャッシュレス還元事業のプレッシャーの賜物なのでしょう。
元々安さでは定評があるお店だけに、これはJCBカード+QUICPayの20%還元が終わった後は一躍トップクラスの常用店に躍り出そうです。
いろいろややこしいキャッシュレス還元事業ですが、収入は乏しいかわりに時間だけはたっぷりある身ですので、うまく活用していきたいと思います。