私はモバイルバッテリーとしては長年、エネループの初期型のリチウムイオンバッテリーを使ってきました(発売当初からあった断面が楕円形の手のひらに納まる程度の小型のもの)。
以前に東京旅行は最少装備で臨むなどで書きました東京旅行の時のお供もこれでした。
モバイルバッテリー買い替え
容量は4,500mA程度で、数年前のモデルであるiPhone 6s PlusやXperia Z3ならこれでも一回以上はフル充電できましたので、1日分の予備バッテリーとしては十分でした。
しかしメインマシンがGalaxy Note9に変わって容量的にやや心もとなくなってきたところに加えて、このエネループの電源が全く入らなくなって完全に死亡したようです。
最近は旅行にも行っていませんので無くてもそれほど不自由はないのですが、防災観点からもやはり1つは持っておいた方が無難と思い、新たに購入することにしました。
今回購入するにあたって考えた必要スペックは以下の通りです。
- 容量は前のエネループの倍以上である10,000mAh以上
- Galaxy Note9がワイヤレス充電に対応しているのでQi対応のもの
- できれば充電ケーブルも内蔵しているもの
- PSEマークがついているもの
この条件でAmazonを検索すると3千円前後のものが多数ヒットするのですが、今回はYahoo!ショッピングの方から2,000円以上の購入で500円OFFとなるクーポンが来ていましたので、そちらで購入することにしました。
最終的に選択したのがこちらです。
上記の条件をすべて満たしている上に値段も税込2,480円とAmazonの価格水準を下回っており、表面上は理想的な商品です(この値段ですから当然中華製であり、実際のところは使ってみないとわかりませんが)。
注文後数日で実物が到着し、初見で驚かされたのがその分厚さです。少なくとも製品ページに貼ってある真横から撮った写真は別の製品か加工されたもので、実物とは一致しません。写真内に書いてある10-15mmという数値の方が現実を現していたようです。
あとは一目見てわかるようなスペックの相違はありませんでしたが、内蔵のケーブルはコネクターの根元のカバー部分が大きいので、ケース付きのスマホにはうまく挿せない場合が多かったのは誤算でした。
肝心のバッテリー容量を試す
さて、バッテリーを買ってやはり気になるのはその容量の実態です。そこで早速Galaxy Note9を充電して試してみました。
まずはQiによる充電を試してみましたが、Galaxy Note9の残容量70%から100%まで充電した時、バッテリーの残容量は100%から約40%までなんと60%も減ってしまいました。Galaxy Note9のバッテリー容量は4,000mAhのはずですので、これは予想外の減り方です。
Qiの充電効率が悪いのかなと思い今度は有線で充電してみたところ、同じように容量70%から100%まで充電した時、バッテリー側の減りは約25%でした。
Qiの時に比べると減り方は半分以下ですが、それでもスペック通りの10,000mAhは無さそうですね。まあGalaxy Note9側もバッテリー側も実際の残容量と表示上の数値が線形に対応している保証はありませんので、厳密にはわかりませんが。
少なくとも残容量が気になる場面では、Qiによる充電機能は使わない方が良さそうです。内蔵ケーブルが挿さらないスマホに使う可能性があるときには、充電ケーブルも持ち運ぶとしましょう。
というわけでちょっと想定と違う部分もありましたが、2千円台の中華バッテリーですからあまり細かいことを気にしてもしょうがありません。おおらかに使っていくことにします。