今は主に実家で使っていますメインPC Inspiron 15 ゲーミングですが、ここしばらくWindowsのメジャーアップデートが適用できない状況に陥っていました。
HDDを再構築しようとしたら起動不能に
Windows Updateでメジャーアップデートを適用しようとしてもエラーになってしまい、またしばらくすると同じメジャーアップデートのダウンロードを始めるという状況です。
モバイルの細い回線でたびたびこれをやられると鬱陶しいですし、何よりメジャーアップデートが適用できていないために他のセキュリティパッチなどもろくに適用できていないような気がします。
さすがにこの状態を長時間放置しておくのはまずいだろうと思い、メジャーアップデートの単体インストーラーを取得して実行するなど、いろいろと回復策を試していたのですが、いずれもうまくいきませんでした。
そこで最終手段として、HDDを一から再構築することにしました。今は保存が必要なデータのほとんどをDropBoxやEvernote、Googleフォトなどのオンラインストレージに格納していますので、手間がかかる以外はそれほど問題が無いのです。
実際にはPC起動時に呼び出せるDELLのリカバリツールでHDDを初期化しようとしましたが、リカバリ途中でエラーになって完了できませんでした。どうにかしようとBIOS設定などをあれこれいじっているうちにリカバリツールさえ起動できなくなり、とうとうPCが文鎮化してしまいました。
SSDで再構築
やくなくDELLのサポートサイトからUSBにインストールするタイプのリカバリツールをダウンロードし、これを実行することでようやくHDDにWindowsを再インストールしました。
時間がかかったもののここまではどうにかなったのですが、うちのPCではPC延命計画 その2(続き):サムスンSSD 960 EVOのセットアップで書きましたようにHDD高速化のためにインテル スマート・レスポンス・テクノロジー(ISRT)を有効にしていました。
それも再設定しようとしたのですが、これがどうもうまくいきません。インテルの管理ツールを立ち上げてもISRTのオプションが出てこないのです。どうやらBIOSの設定でディスクをRAID構成にしておかないといけないようですが、最初に書いたHDD再構築の過程でBIOSをいじっているうちにその設定を崩してしまったようです。
BIOS画面で再設定を試みましたが、ディスクインターフェースをRAIDに切り替えることはできたものの、それでもISRTの設定は出てこず、それ以上のBIOS設定の方法も見つけることができませんでした。
やむなく方針を変更し、SSDを直接システムディスクにすることにしました。前の記事で書きましたように最悪ISRTが使えなかった時のために、比較的大容量の250GBのSSDを買っていたのが今頃になって功を奏しました。
再度USBのリカバリツールからSSDにWindowsをインストールしましたが、ここでもまた一つ躓きました。インストールは終わったものの、SSDからWindowsを起動することができないのです。
これについてはBIOSでBoot ModeをUEFI BootからLegacy Bootに変更することでSSDからの起動を選択できるようになりました。それが正式な手順なのか今一つ不明ですが、PCをいつまでも起動不能にしておくわけにもいきませんので、とりあえずこれで作業を進めます。
SSDから起動したWindowsですが、やはり動作が速いですね。ISRTではSSDの領域を最大64GBまでしか使いませんが、SSD起動なら最大250BGまでフルに使用できるわけですから、結局これが正解だったのかもしれません。
元のシステムディスクだった1TBのHDDが丸々浮きましたので、動画やバックアップデータなどの大きなデータをそちらに格納すれば容量的にも十分まかなえそうですしね。
今はまだSSDからWindowsが起動ができるようになっただけの状態ですので、さっさとアプリのセットアップなどを済ませて以前の利用環境を再現したいと思います。
ちなみにmineoの夜間フリーが使えるようになったおかげで、アプリのダウンロードやアップデートなども案外サクサク進められそうです(最大30Mbpsくらい出るので、下手な共有の光回線より速い)。作業時間は真夜中になってしまいますけどね。