ダ・ヴィンチ サイトでまた面白そうなマンガを発見

先日持ち家派から賃貸派に転向した人の実例で雑誌ダ・ヴィンチのWebサイトで掲載されていましたコミックエッセイをご紹介しましたが、同じサイトでまた面白そうなマンガを発見しました。

終活人生論 大市民晩歌

それがこちらの「終活人生論 大市民晩歌」です。

「健康不安」「孤独」「介護」「相続」「ごみ屋敷」「ワーキングプア」…様々な問題を抱える個性豊かなキャラクターたちのため、主人公・山形が、戸惑いつつも問題解決に向けて奔走する姿が描かれる。天涯孤独で自由気ままに朽ちて死ぬ、と思っていた彼が、自…

作者は柳沢きみおで、以前に出ていました「大市民」というマンガの派生作品のようです。ダ・ヴィンチ サイトでは第5話までが公開されています。

元の「大市民」については私は全然知らないのですが、そちらでは主人公の山形は年齢40歳代の人気小説家であり、身分を隠して複数の妻子を養いながら自分も外車を乗り回したりと破天荒な暮らしぶり。しかしその一方で住まいは仕事場兼用の安アパートを好むなど、一風変わった性格だったようです。

その山形が今回ご紹介の「大市民晩歌」ではすでに68歳になっいます。住まいは以前と同様の安アパートで物書きを続けていますが、自ら貯金1,000万円が目標と言っているように以前の生活が祟ってかつつましい生活を送っているようです。

山形の部屋に同じアパートの住人が訪ねてくるのは以前と同様ですが、その話題は病気や健康、死に関するものなど、老人特有の終活人生論というタイトルにふさわしい内容になっています。

ただまあ言っていることの多くは山形の妄想(≒作者の考え?)ですので、あまり直接的には参考にはしない方が良さそうですが。例えば山形は自分の健康は自分で守るという極端な医者嫌いで、健康診断など受けないのはもちろんのこと自分の血液型さえ知らないという設定で、日々健康を維持すべく自分で考えた運動に励んでいたりします。

貧乏飯がうまそう

そんな山形ですが食事に関してはまめで、よく自炊をしています。その内容が簡単な材料の貧乏飯が多く、それだけに自分でも真似できそうな上になぜかうまそうなのですよね。

たとえばさんまの蒲焼缶のドンプリとか、白菜と豚バラだけの鍋とか、薄い豚ロース肉を揚げたパリカツとか。これらを目当てにアパートの住人が集まってくるのも毎回の定番です。

私もとりあえず冷蔵庫に冷凍餃子と玉子と玉ねぎがありましたので、山形命名のカツ丼のカツの替わりに焼きギョーザを入れる「山形丼」を実際に作ってみました。

ギョーザに水餃子用の小さいのを使ったのであまり存在感が無かったのと、玉子を煮すぎてちょっとパサパサになってしまいましたが、おいしく頂きました。

これギョーザ以外にもちょっと肉げたものなら何を入れても成り立ちそうですので、応用範囲が広そうです。

ちなみにこの大市民晩歌シリーズは全部で2巻しかなく、各電子書籍店での価格も1冊360円前後と安かったので私は2冊とも買ってしまいました。

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