少し間が開きましたが、梅雨の合間をぬってまたドライブに行ってきました。
今回の第一目的地は岡山市の北部、久米南町(くめなんちょう)にあります誕生寺です。
誕生寺
岡山市と県北の津山市を結ぶJR津山線に乗っていますと途中に「誕生寺」という駅がありまして、昔からこの特徴的な名前のお寺が気になっていました。
調べてみますと、浄土宗の開祖 法然上人の生家跡に建つお寺ということでした。建立したのは法然の弟子となりました平安時代末期から鎌倉時代初期の武将 熊谷直実とのこと。
何か幼少時に足の親指につけた涙で鼠の絵を描いたという雪舟の話と記憶が混乱していましたが、雪舟が入ったのは今の総社市にあります宝福寺で全然別物でしたね。
その誕生寺までは岡山市内から車で1時間半ほどで到着しました。寺の前の駐車場に車を停めると、こんな立派な山門がすぐ目の前です。
山門をくぐると、まず大イチョウの木が出迎えてくれます。根が上に向かって伸びているようにも見えることから逆さイチョウとも呼ばれるとか。
大イチョウの木の奥には本堂である荘厳な御影堂の姿が。
また木の右側には、こちらも立派な阿弥陀堂がありました。
その他にも岡山県最大といわれる大仏様などもおられました。
お寺の敷地はかなり広く各所に施設が点在していますが、全体的に落ち着いた雰囲気の静かな場所でしたのでゆっくり見学させてもらうことができました。
時切稲荷神社
次にこの誕生寺の近くに神秘的な雰囲気の時切稲荷という神社があるということでしたので、そちらにお邪魔しました。地元では「とっきりさま」と呼ばれているとか。
時切稲荷に駐車場は無さそうでしたので、平日で空いていた誕生寺の駐車場に車を置かせてもらって徒歩で向かいました。徒歩15分ほどで到着です。
時切稲荷があったのはこんなこんもりとした小山の上でした。はっきりしませんが神社内の掲示に「古墳」という文字があったようですので、この山全体が古墳なのかもしれません。
細い小道を入っていくと、赤鳥居の並ぶ階段がありました。
この階段を登り切ったところにひっそりと社殿が建っていました。普段は無人のようです。
社殿の裏にかわいらしい狐塚がありました。
噂通り神秘的な場所でしたが、人里が近いせいもあってか蚊が多いのには閉口しました。暑くなるとさらに増えそうですので、これから訪れる方は蚊対策をしていった方が良いでしょう。
道の駅 くめなん
この後は昼食場所を求めて近くの道の駅 くめなん に移動しました。
昼食は例によってカレーメシとノンアルビールです。
その後実家へのみやげに白桃を買って帰ってきました。白桃は岡山の名産ですが、自分で買って食べることって滅多に無いのですよね。
この日は始終曇り空でしたが雨が降ることはなく、そして気温は低めで快適に時間を過ごすことができました。