消費税が上がった後、最初の週末となりました。スーパーに買物に行ってレジに並んでいると、何やら見慣れない商品券で代金を支払っている人がいます。名前を見ると「阿波とくしま・商品券」と印刷されていました。
改めて店内を見回してみると、そこかしこに「阿波とくしま・商品券」使えます、という張り紙がしてありました。
「阿波とくしま・商品券」とは
これは何かと思い、家に帰ってインターネットで調べてみると、ありました。
徳島市:「阿波とくしま・商品券」販売開始
徳島商工会議所などが消費税増税後の消費落ち込みを防ぐため、4月1日から発売を始めた商品券のようです。10,000円で11,000円分の買い物ができるということで、確かにこれなら増税後の消費税分を取り戻せます。
この商品券の取扱店一覧がこちらになりますが、スーパー、飲食店からクリーニング店、本屋など、かなりの店が参加しています。
通常の小売店はともかく、自動車ディーラーや電器店、コンビニまで参加しているのには驚きました。それだけ商売をしている人は、増税後の消費の冷え込みに危機感を持っているということなのでしょう。
自分も購入を検討しましたが、使える金額が1,000円単位でお釣りは出ないということなので、普段の買い物には使いづらそうです(自分は普段の買い物では1度に500円も使わないことが多いです)。また使える期間が8月末までと比較的短いので、これについては見送りかなという感じです。
任意の金額で使えるプリペイドカードのような形態にしてくれたら間違いなく自分も買いましたが、多くの店に参加してもらおうと思うと、そうもいかなかったのでしょう。
消費落込み対策セールをお見逃しなく
この商品券については残念ながら自分の使い方には合いませんでしたが、家族がいて定常的に1,000円以上の買い物する人であれば、買わない理由は見当たりません。
またこれ以外にも、今後しばらくは様々な店が様々な手法で消費落込み対策のセールを実施するはずです。
増税前の駆け込みセールにはかなりの人が奔走しましたが、増税後のこういうセールには案外無頓着な人が多いような気がします(自分もこの商品券を見るまで、あまり意識していませんでした)。
条件さえ合えば増税前の駆け込みよりも効果的な場合もありそうです。一旦増税されたらもう全て手遅れとあきらめず、こういうセールにしっかりと目を光らせ、少しでも増税の負担を軽減するのが賢い消費者といえそうです。