シゴタノ!さんで以下の記事を拝見しました。
『文章構成法』のノート術 〜ノート術の探求(1)〜 | シゴタノ!
これからノート術に関する連載企画を始められるということで、その初回の記事です。
着想ノート
第1回目は樺島忠夫さんの書籍「文章構成法」から「着想ノート」というノート術が紹介されています。
詳細は元の記事や書籍を参照していただくとして、おおまかに言うとノートのページを「タネ」「題材」「着想・要旨」という3列に分け、これらに階層的に情報を書き込んでいくことで文章のネタを収集・整理しようというアイデアです。
元は文章の書き方の本で、記事ではその中の「着想ノート」をノート術と捉えていますが、これを読んで思ったのはブログのネタ探しにも使えそうだということです。
「タネ」
まず「タネ」は自分が追求したい大きなテーマに当たるもので、このブログで言うと、退職・年金・資産運用・節約・リタイアなどが該当しそうです。
「題材」
「題材」は各「タネ」について書けそうな題材のことで、ブログで言うと各記事の主題といったところでしょうか。
「題材」の掘り下げ方について、書籍では
人があまり知らないこと、知っておくとよい知識はないだろうか、と考えてみる。考えついたら「題材」の欄に書き込む。もし、その項目に関することで、人から質問されたこと、人が、それについてわからずに困っていたことがあれば、これらはよい題材になる。
と書かれているとのこと。この辺り、ブログのネタ探しでもとても参考になりそうです。
「着想・要旨」
「着想・要旨」は「題材」を書いた段階で閃いたことや浮かんだ文章などを書き留めます。
「題材」の段階で着想まで至らなかった場合には、空欄にしておいて後からなにか思いついた時に書き込んでもいいとのこと。
デジタル化の試み
元々の「着想ノート」は紙のノートに書く手法でしたが、記事では更にこれをデジタルにアレンジすることも検討されています。
具体的には3列を表計算ソフトで実現する方法と、Evernoteのノートブックやタグで階層化する方法が提案されています。
私もExcelやEvernoteは日頃から使用していますので、これも十分有りなのですが、個人的には情報を階層化するという点からマインドマップを使うのが一番しっくりくるような気がしました。
マインドマップとは、トニー・ブザンが提唱した考えをビジュアル化する手法で、中心となる1つのメインテーマから放射状に伸びるキーワードやイメージの木構造で構成されます(参考:マインドマップ – Wikipedia)。
マインドマップは発想を自由に表現するために大きな紙にカラフルなペンなどで書くことが推奨されますが、自分の場合はFreeMindというソフトウェアを使って書くことが多いです。
実はブログネタについては、既にFreeMindで少し書き貯め始めていたのですが、思いついたままに書くだけであまり構造化されていませんでした。
今回この記事を読み、「着想ノート」を参考にして少しこれを整理し直してみようかと思います。
なお、FreeMindはJavaで実装されたオープンソースのソフトウェアですので、Windows・Macなどの多くのマシンで無料で動かすことができます。以下から入手できますので、興味のある方はインストールして触ってみてください。