最近、またGoogle AdSenseのホーム画面に以下の警告メッセージが表示されるようになりました。
これは以前にGoogle AdSenseの警告メッセージとアドセンス狩り対策でも書きましたように、許可していないサイトに自分のアカウントのAdSense広告が表示された場合に出る警告メッセージです。
掲載されたのはlivedoorブログ
とうとううちのサイトにもアドセンス狩りの攻撃が?、と急いでアカウント設定で情報を確認してみると、今回の不許可サイトは「blog.livedoor.jp」、つまりlivedoorブログでした。
livedoorブログでは個々のブログのURLはサブディレクトリ形式で割り当てているようなので、メッセージで通知されているドメイン名だけでは具体的なブログは特定できません。
したがって、何らかの悪意を持って自分のアカウントの広告が掲載されたのか、それとも何かの仕組み上の問題や手違いなどによるものなのかはよくわかりませんでした。
広告表示サイトを特定できるか
自分は去年AdSenseを利用し始めて以来、livedoorブログはまったく利用していませんので、当然livedoorブログのドメインを許可サイトには登録していません。
したがって、たとえ他人のlivedoorブログに自分の広告が表示されていても悪影響は無いはずですが、何となく気持ちが悪いのも確かです。
そこで、何とか具体的な広告表示サイトを探し出せないものかと調べてみたところ、そういう機能を提供しているサービスがあるようです。例えば、こちら。
SpyOnWeb.com Research Tool (2014/06/27 現在停止しているようです)
このサイトでAdSenseのサイト運営者IDを入力して検索すると、そのIDの広告を掲載しているサイトを列挙してくれるとのこと。サイト運営者IDは「pub-」で始まるIDで、AdSenseサイトの「設定」→「アカウント情報」で確認できます。
他にも、
ReverseInternet.com
SameID.net
など、同じようなことができるサイトがあるようです。
ただし、今回これらのサイトで自分のサイト運営者IDを入力して検索してみたところ、情報は1件もヒットしませんでした。つまり、正規に広告を掲載しているこのブログさえヒットしませんでしたので、マイナーなサイトの情報までは網羅されていないようです。
まあ、Googleが情報を提供しているとは思えませんので、何らかの手段でネット上から独自に情報を収集している可能性が高く、情報収集力に限界があるのでしょう。
というわけで、結局livedoorブログ内で自分の広告を表示しているサイトを見つけることはできませんでした。許可サイト設定の有効性を信じて、この警告メッセージについては黙殺するしかなさそうです。
AdSenseのIDがサイトをひも付ける
ここからは蛇足ですが、上記のような検索サービスがあることを考えると、同じ人が複数サイトを作ってAdSense広告を掲載している場合、明示的には関連性を公開していなくても、簡単にそれらのサイトを結びつけることができそうです。
だからすぐに何かがまずいというわけではありませんが、同じアカウントのAdSenseを複数サイトで利用する場合には、そういうことができる可能性があることを認識しておいたほうがよさそうです。